格闘技徒然草

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★UFC161:セミファイナル・ロイ・ネルソン vs. スタイプ・ミオシッチ

ヘビー級。
4月のUFC159に出場したばかりのネルソンがメインのバンタム級王座戦消滅を受けて緊急出場。TUFでは盛り上がる試合をしろというダナ・ホワイトに対し、「判定でも勝てばいい」という意見をして対立していたネルソンだが、自身はUFCで勝った試合は6戦すべてがKO勝利。IFL時代から通算すると10試合連続。
対するミオシッチはD-1レスラーかつボクシングゴールデン・グローブ獲得とアマチュアではそれぞれトップクラスの実績があり、全試合KO勝利でUFCに参戦したものの、いきなり判定。それでも3連勝していたが、初メインに抜擢されたシュトゥルーフ戦では打撃戦で打ち負けKOで初黒星。しかし試合中の負傷という不運もあった。
パンチでプレッシャーを掛けるネルソン。積極的に倒しに行ってる。ミオシッチはタックルに入るが止められた。ミオシッチもパンチを打ち返す。ネルソンオーバーハンドの右。かすめた。ミオシッチのパンチがヒット。シングルレッグを狙ったが取れず。突き放した。ネルソンもタックルを見せる。ミオシッチのワンツーがヒット。膝がヒットするがネルソンレッグダイブ。切られた。バックについてパウンドを入れるがネルソン立って脱出。またタックルをかわされバックに回られる。すぐに立つネルソン。ミオシッチのワンツーがまたヒット!効いたか。ネルソン防戦一方。ミオシッチパンチからヒジのラッシュ。なんとか組み付いて体を入れ替えたネルソン。離れた。ホーン。
1Rはミオシッチ。ネルソン、膝に手をおいてお疲れのポーズ。
2R。またパンチを打っていくネルソンだが、ミオシッチのパンチが入る。有効打の数では圧倒的にミオシッチ。オーバーハンドの右を何度も放つがヒットしないネルソン。またパンチを貰った。金網に詰めたミオシッチがまたラッシュ。凌いだネルソン。ミオシッチタックルに入るがこれは決まらず。ミオシッチのパンチ・膝がヒット。タックルには反応しているネルソンだがガードを下げてしまっていて相当つらそう。アッパーがヒットし距離を取るミオシッチ。まだ一発の威力はある。ネルソンの一発を警戒して距離を取るミオシッチ。遠間からのパンチ連打がヒット。またネルソン後退。残り時間わずかで距離を取り時間をつぶすミオシッチ。ホーン。
2Rもミオシッチ。ネルソンはKOするしかないが、ミオシッチももう無理をする必要がない。
3R。距離を取ってパンチを入れていくミオシッチ。ネルソン、一発KOを狙ってオーバーハンドの右を何度も出すが読まれている。ジャブで削りネルソンが出てくると距離を取るミオシッチ。ミオシッチシングルレッグでテイクダウン。しかし立ったネルソン。金網膠着ブレイク。もう距離を取って逃げ切り体勢のミオシッチ。タックルからパンチ。残り時間僅かでラッシュをかけたミオシッチだが距離ができると離れる。追う力も残っていないネルソン。タイムアップ。
三者フルマークでミオシッチ勝利。
打たれ強い上に一発があるだけに、危険を冒して倒しにはいけなかったミオシッチだが完勝。これでランキング入りが濃厚か。3連勝中だったネルソンは大きく後退。