格闘技徒然草

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★UFC162:第6試合・クリス・レーベン vs. アンドリュー・クレイグ

ミドル級。
ヴァンダレイを秒殺KOしたレーベンは、UFC138のメインでマーク・ムニョスと激戦の末TKO負け。が、試合後にドラッグチェックにひっかかり1年のサスペンド。昨年末のUFC155で復帰を果たしたが、緊急出場の新顔デレック・ブランソンに凡戦の末判定負け。いまや数少なくなったTUF1キャストで功労者だが、連敗にドラッグテスト失格と、2試合続けの凡戦だとさすがにリリースもありえそう。
クレイグは柔術黒帯だがUFCでは打撃で2連勝。しかし前回はホニー・マルケス相手にテイクダウンされ判定負け。総合初黒星を喫した。
1R。右フックから組み付いてテイクダウンを狙うレーベン。金網まで押しこむと窪田ばりの足踏み。クレイグこらえてボディに膝。首相撲にとられるとレーベンが引き剥がして離れる。しかしすぐにまたタックル。シングルからダブルに切り替えて倒すがすぐに立つクレイグ。また離れた。前に出て行くレーベン。左右のフック。勢いで押すがまた金網押し付け膠着。離れた。距離を詰めるレーベンにクレイグのジャブから左フックがヒットしちょっとぐらついた。それでも出て行くレーベン。押し込んでテイクダウン狙い。倒しかけたが倒せず。また首相撲に捕らえるクレイグだが、引き剥がしてパンチを打ち込むレーベン。クレイグが残り15秒で奇襲のタックルに入るが切られた。ホーン。
1Rは微妙。パンチで一瞬ぐらつかせたクレイグのラウンドか。
2Rもパンチで出て行くレーベン。押し込んでテイクダウンを狙う。クレイグが首相撲にとらえて膝を入れて引き剥がす。また組み付いて押し込むレーベン。倒せず。レーベンが組み付く→倒せず引き剥がされるという展開が続く。出てくるレーベンにパンチやテンカオを入れていくクレイグ。ホーン。
2Rもクレイグ。レーベンは1Rポイントを落としたのに同じ戦法のままで芸がない。テイクダウンでは倒せそうもないのに。
3R。押し込んだレーベンがクリンチからパンチを打ち込んでいくが、クレイグのパンチを逆にもらってダウン。クレイグパウンド。もうちょっとで止められそうな感じだったが、レーベン凌いで立つと大歓声。スタミナ切れもあって動きは落ちているがそれでも出て行くレーベン。クレイグもちょっと疲れているか。パンチを貰ったレーベンがスリップダウンするとクレイグが上を取る。秋山をタップアウトした三角を狙うが読まれて外される。レーベン立って攻めに行く。しかしまたテイクダウン狙いで凌がれると、今度はクレイグが逆にタックルからテイクダウン。立ったレーベンだが追い上げも及ばずタイムアップ。
3Rもクレイグ。
29-28、28-29、30-27でクレイグ勝利。1,2Rは僅差だったがレーベンに入れるジャッジがいるとは思わなかった。
完敗のレーベンだがまだ会場人気が高い。本人が希望すればまだ試合は組まれるか。