格闘技徒然草

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★UFN26:第4試合・ディエゴ・ブランダオ vs. ダニエル・ピネダ

フェザー級
ブラジル人初のTUF優勝者・ブランダオ。TUFウィナーだが4試合目というあまりプッシュされていない位置。ムエタイ柔術をバックボーンに持ち、TUF決勝ではファイト・オブ・ザ・ナイトの激闘を制したが、その後は終盤でガス欠を起こすなど苦戦している。前座扱いになるのもしかたがないか。入場テーマにはSandstormを使っている。
ピネダは勝った試合は全て一本・KO勝ち。UFCでは2連勝後、マイク・ブラウンとアントニオ・カウバーリョに連敗。前回は第1試合まで降格させられたが、ジャスティン・ローレンスに秒殺一本勝ちで格の違いを見せつけている。
ピネダタックル。切ったブランダオがアッパー。お互いのフックが交錯するがヒットしたのはブランダオ。飛び膝!タックルで凌ごうとするピネダだがまた切るとハイキック!反則ギリギリ。激しい打撃戦。ピネダややふらつきながらもパンチを出していく。ブランダオの右フックがヒット。また飛び膝。受け止めてタックルを狙ったピネダだがバックに回ったブランダオが逆にテイクダウン。金網を使って立つと離れる。もらったダメージは多いはずのピネダだが手は出していく。右肘。ブランダオちょっと距離を取る。ホーン。
1Rはブランダオ。
2R。出て行くピネダ。ブランダオはタックル。虚をつかれて簡単に下になるピネダだが下から三角。抜かれるがオモプラッタにチェンジ。これも抜かれるが距離ができて立ち上がる。ボディを打たれて動きが止まったピネダだが効いたフリ?すぐにヒジを出す。ブランダオまたテイクダウン。1Rのように打ち合わないのは作戦変更なのか、スタミナに問題があるのか。インサイドからパウンドを落とすが勢いがない。ピネダ、下からキムラに捕らえるとスイープ!マウント!どうやらブランダオはまたスタミナ切れの模様。ピネダがヒジを落としていく。体を起こしてパウンド連打。なんとかガードに戻したブランダオ。下からヒール!しかし回転して脱出したピネダ。上をキープ。ピネダもちょっと攻め疲れか。細かいパウンド。ホーン。
2Rはピネダ。3Rはどちらのスタミナが残っているか。
3R。完全にテイクダウンに切り替えたブランダオ。タックルはほぼ成功しているが、ピネダのテイクダウンディフェンスが甘すぎ。ピネダもスタミナ切れの影響もあるか。しかし倒されてもすぐに立ち上がる。バックブローからパンチで出たピネダだが、カウンターのタックルでまた下に。ブランダオはインサイドからパウンド。立ったピネダのバックに回る。ピネダは桜庭ロック。決まらないが正対に成功。離れた。スーパーマンパンチ。パンチで出るがまたテイクダウンされる。残り1分。動きがなくマリオ・ヤマサキはすぐブレイク。ふらつきながらも回転系の蹴りを出していくピネダ。ブランダオはもう出ない。パンチからタックルに入るブランダオ。切られたが右がヒット。ブランダオもハイキックを返す。タイムアップ。
両者死力を尽くした戦いに観客はスタンディングオベーション。3Rは特に決定的なダメージはなかったが、あれだけテイクダウンを取っていればブランダオか。
三者29-28でブランダオ勝利。会場は盛り上がっていたが、毎度のスタミナ切れ。そろそろスタミナ配分を覚えないと上には上がれない。ピネダは1R打たれながらも前に出ていったのは良かったが、テイクダウンを取られすぎだった。