格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC164:オッズ/予想と展望

ベンソン・ヘンダーソン 1.83
アンソニー・ペティス 1.91

フランク・ミア 2.40
ジョシュ・バーネット 1.56

チャド・メンデス 1.23
クレイ・グイダ 4.10

ベン・ロズウェル 2.05
ブランドン・ヴェラ 1.74

エリック・コク 1.69
ダスティン・ポイエー 2.15

ジェイミー・ヴァーナー 1.74
グレイソン・チバウ 2.05

ルイス・ゴーディノ 2.25
ティム・エリオット 1.63

パスカル・クラウス 1.59
イム・ヒョンギュ 2.33

チコ・ケイムス 2.65
カン・ギョンホ 1.48

ソア・パラレイ 2.70
ニキータ・クリロフ 1.45

ライアン・クートゥア 2.90
アル・イアキンタ 1.40

ジャレッド・ハマン 1.87
マグナス・セデンブラッド 1.87

8日3大会の過密日程の2大会目。
メインはライト級タイトルマッチ。WECの最終イベントで対戦した際には、打撃でペティス、テイクダウンでベンヘンが上回り互角の展開だったが、最終ラウンドに三角飛びハイキックでダウンを奪いペティスが勝利した。しかし、UFCに移籍してからは立場が逆転。
ペティスは当時のUFC王者との王座統一戦を行うはずだったが、エドガー vs. メイナードがドローでダイレクトリマッチが組まれることになり、浮いたペティスはクレイ・グイダと対戦したが、テイクダウンを奪われる展開で判定負け。挑戦権を失ってしまった。その後は怪我もあり試合ペースが落ち、実績を積む機会が減ってしまう。1月にドナルド・セラーニに勝ったが、ライト級タイトル挑戦の機会がなく、一階級下のジョゼ・アルドに標的を定める。ところが、8月3日の vs. ジョゼ・アルドフェザー級タイトルマッチを怪我で欠場。また挑戦権から遠ざかったと思われたが、T.J.グラントの負傷欠場により急遽ライト級タイトル挑戦。
UFC転出以来、試合数が減ったペティスに対し、ベンヘンはタイトルマッチ4試合とギリギリの試合を続けてキャリアを積んできた。打撃で不利な試合でもグラップリングを織り交ぜて凌ぐなど、接戦をものにする術を身につけている。ペティスが勝つには早い段階で試合のペースを握る必要があるか。
セミはジョシュ・バーネット11年ぶりのUFC参戦。11年前の試合ではランディ・クートゥアに勝利しタイトルを獲得したが、今回はクートゥアの息子と一緒に出場するというところに時間の経過を感じる。
UFCをリリースされてからは、プロレスラーとして活動しつつ、新日のアルティメット・クラッシュパンクラス猪木祭り、Romanexなど、場末のリングで試合をするくすぶった日々を経てPRIDE参戦。いきなりミルコに連敗したが、PRIDE無差別級GPファイナリストになるなど活躍。
PRIDE消滅後は上がるリングが次々と消滅するなどで再びホームリングを失い、戦極、Affliction、DREAM、Strikeforceなどを転戦。Strikeforce消滅後もすんなりUFC参戦とならず、実際に参戦が決まったのはStrikeforce消滅の4ヶ月後だった。
PRIDE以降は無敗だったが、トップ選手との対戦もなかった。Strikeforceヘビー級GP決勝のダニエル・コーミエに完敗し、6年ぶりの敗戦。コーミエ以外には現ランカーとの対戦はなく、未だに実力測定がされていない。
今回の相手はランキング中位(6位)のフランク・ミア。ジョシュの実力を測るにはちょうどいい相手。ミルコ・ネルソン・ノゲイラといった旧世代勢には完勝したミアだが、JDSとのタイトルマッチでは完敗。ミアに勝てるかどうかで、ランキング上位の争いに入るか、下位の争いに入るかが決まる。コーミエ戦での比較で言えば、スタンドの打撃で撃ち負けていたジョシュに対し、ミアはわりと互角に打ち合っていたので、ミア有利かもしれない。
近年の戦績ではジョシュの勝率が上だが、戦ってきた相手が違う。ジョシュがオッズで優勢なのはちょっと意外な気もする。
セミ前はフェザー級ランキング1位のチャド・メンデスが登場。相手は日沖を破ったクレイ・グイダで、以前はランキングにも入っていたが、オッズは大差が付いている。タイトル挑戦前まではわりと地味系の選手と見られていたが、ここ3戦は格下相手との試合が続いているため1R2分以内に勝利している。決定力を身につけたのかどうかがこの試合で判断されるが、グイダを固めて塩漬けに出来るならそれはそれですごい。
クートゥア息子はUFC2戦目だが、初戦はセミだったのに今回は第2試合。しかもUFC1戦1敗のイアキンタ相手にアンダードッグという評価。負けたらリリースもありえそう。StrikeforceではK.J.ヌーンにも勝っているので、親の七光りだけではないはず。底力を見せてほしい。
日本時間では9月1日朝7時30分開始。速報します。