格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN27:第9試合〜メインまでの感想

第9試合・コート・マッギー vs. ロバート・ウィテカー
ウェルター級。
TUF11ウィナーのマッギーと、オージーTUFウィナーのウィテカー。TUF勝者対決。
ウィテカーは前回もTUF16ウィナーのコルトン・スミスと対戦し、カウンターのパンチでKOしている。マッギーはミドル級で連敗し、前回からウェルター級転向。
デトロイトスタイルからジャブを打っていくウィテカー。やや待ちのスタイル。マッギーは激しくステップを踏んでローやジャブを打ち込んでいく。タックルに入るマッギーだがウィテカーが切ってカウンター。フラッシュダウンしたがすぐに立つマッギー。朽木倒しでタックルを狙ったマッギーだが倒せず。終了間際にマッギーまたタックル。しかし倒せずホーン。
1Rはウィテカー。
マッギーがパンチで出て行く。右フックがヒットし一瞬膝をつくウィテカー。タックルに入ったマッギーだが倒せず。しかし押し込んでヒジ。タックルからバックに回ったマッギー。引き剥がしたウィテカー。その後は有効打はないものの手数で優勢になるマッギー。
3R。ウィテカーも手数を増やしてきた。しかしマッギーの手数が止まらない。マッギーの手数に押されて手が出なくなるウィテカー。ノンストップで打ち続けるマッギー。
30-27、27-30、29-28のスプリットでマッギー勝利。随分ジャッジの判断が割れた。手数と有効打で見方が別れたか。
第10試合・ケルヴィン・ガステラム vs. ブライアン・メランソン
ウェルター級。
TUFではすべての試合でアンダードッグと見られていたが、それを覆して優勝した逆転男・ガステラム。しかし今回はガステラムがフェバリット。TUFでのミドル級からウェルター級に落としての出場となる。
重い打撃を打ち込んでいくガステラム。金網際まで追い詰めると、ワンツーからのアッパーがヒットしメランソンダウン。すかさずバックに回るとチョーク。あっさりタップアウト。強い。
セミファイナル・ドナルド・セラーニ vs. ハファエル・ドス・アンジョス
ライト級。
ハイレベルな打撃戦。ドス・アンジョスの打撃が特にいい。右フックがヒットしフラッシュダウンを奪うとすかさずタックル。テイクダウン。セラーニが三角に捕らえるが外す。上からヒジ・パウンド。セラーニが逃げられないまま1R終了。
1Rはドス・アンジョス。
2Rに入るとさらに打撃のプレッシャーを強めていくドス・アンジョス。ラウンドを取り返さないといけないセラーニだが手数が減ってしまう。ジリ貧になりつつあるセラーニだがダブルレッグでテイクダウン。しかしハーフからもぐって立つドス・アンジョス。スタンドに戻り、今度はドス・アンジョスがタックルに入りテイクダウンを奪い返す。特に展開ないままラウンド終了。
両者テイクダウンからの攻防が互角のため、このラウンドも打撃で上回ったアンジョスのラウンド。
3R。もう倒すしかないセラーニ。しかし同じような打撃戦。テイクダウンに行くのはドス・アンジョス。後半ややセラーニが押し始める。ドス・アンジョスが押されているのか、逃げ切り体勢なのか。そのままタイムアップ。
判定29-28×3でドス・アンジョスがランキングで上位のセラーニを倒す。これで5連勝。ランキングも大幅な上昇が期待できる。
メインイベント・カーロス・コンディット vs. マーティン・カンプマン
ウェルター級。
カンプマンいきなりタックル。胴タックルから大内でテイクダウン。足を効かせるコンディットだがカンプマンに攻めを潰されると立ち上がり際にバックを取られる。チョークを狙うカンプマンだがコンディットが反転して上を取る。カンプマンは立ち上がると再度テイクダウン。前回同様、スタンドレスリングではカンプマンが上回る。蹴り離して立ち上がるコンディット。スタンドになるとコンディット優勢だが、またテイクダウン。1R終了。
1Rはテイクダウンを奪ったカンプマンだが、そこからの有効な攻めはない。
2R。タックルを織り交ぜながら打撃を入れていくカンプマンだが、打撃オンリーだとやはりコンディットが上。タックルを初めて切るとバックに回り膝を入れる。テイクダウンを奪えず、次第にコンディットペースに。2Rはタックルをすべて切ったコンディット。
3Rに入り、タックルで尻餅をつかせたカンプマンだが、コンディットは寝かされずに立つ。コンディットのパンチがヒットし始める。カンプマンの顔面からの出血がひどくなる。一方的なラウンド。タックルに来たカンプマンにニンジャチョーク。スピンして逃れたカンプマンだがコンディットはバックに。バックチョーク。カンプマン回転しマウント。またチョーク。回転して逃れたカンプマンは立ち上がるがホーン。
前回の対戦ではなかった4R。ただし、3Rの時点ですでにコンディット優勢。パンチで前に出ると金網に追い詰めてラッシュ。最後は首相撲からの膝連打でカンプマンがダウンした瞬間にレフェリーが止めた。
3Rでしっかり上回った上で、4Rに仕留めて借りを返したコンディット。1Rは何度もテイクダウンを奪ったカンプマンのペースだったが、2R以降は完全なテイクダウンを許さず、前回の対戦からの成長を見せた。

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:カーロス・コンディット vs. マーティン・カンプマン
  • KO・オブ・ザ・ナイト:ブランドン・タッチ
  • サブミッション・オブ・ザ・ナイト:ザク・カミングス