格闘技徒然草

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★UFC on FOX9:第3試合・サム・スタウト vs. コディ・マッケンジー

ライト級。
デビュー以来の13連続一本勝ち・11ギロチン勝利の記録(注・勝った試合の中でのもの)を保持していたマッケンジーだが、前回は大味ファイター・レオナルド・ガルシアをテイクダウンから固めてプロ初の判定勝利。リリースの危機を乗り切った。今回は3試合ぶりにライト級に上げての試合。
スタウトはUFC8勝8敗のタイ。前回はほぼ互角の攻防から、残り13秒でジェイムス・クラウスにギロチンを決められタップ負け。しかし6度目のファイト・オブ・ザ・ナイトを獲得している(フランク・エドガーに続いてUFC史上2位タイ)。
タックルに入るマッケンジー。下からローリングして上を取る。ハーフで押さえこんでコツコツパウンド。ヒジ。金網立ちするスタウトにギロチンを狙うがさすがにスタウトも読んでいて決めさせない。押し込んでボディに膝を入れるマッケンジーだが引き剥がし離れたスタウト。打撃戦。蹴っていくマッケンジー。スタウトの蹴りを掴んでテイクダウンを狙うが切られる。タックルには完全に反応するスタウト。ミドルを入れる。打撃ではスタウト。右ボディを入れるスタウト。さらにまたボディ。ミドル。ハイキックでバランスを崩すマッケンジー。スタウトまたボディ。ホーン。
1Rは有効な打撃数の差でスタウト。スタンドでは完全にスタウトペース。
2R。何度もタックルに入るマッケンジーだがウエノヤマ同様正面からのフェイントもないタックルなので切られている。パンチからのタックルも読まれる。ミドルやボディブローなど、腹を集中して狙うスタウト。マッケンジーもジャブやハイキックなどを打ち込んではいるが倒すための打撃じゃない。手数で完全に負けてる。ローシングル。また切られる。完全に手詰まりのマッケンジー。ブーイングが飛び始める。ホーン。
2Rもスタウト。マッケンジー、何も出来なさすぎ。
3R。テイクダウンを狙いつつも打撃を増やしてきたマッケンジー。しかしスタウトが打撃を打つとすぐ防御に回ってしまう。タックルをがぶったスタウトが掟破りの逆ギロチン。これは外して立ったマッケンジー。その後もスタウトの打撃に防戦一方のマッケンジー。最後にタックルから足関で逆転を狙ったが決まらず。タイムアップ。
UFC.tvで中継が始まらず。海外サイトで先に結果が出ている。判定三者ともフルマークでスタウト勝利。
スタウト勝利も今回はファイト・オブ・ザ・ナイトからは程遠い内容。スタウトのせいではないが。
前回はギロチンだけじゃないところを見せたマッケンジーだが、今回は逆にギロチンしかないように見えてしまった。スタウトだって別にトップレベルのストライカーではないのに、打撃で勝てないからって一方的になりすぎ。