フライ級。
バンタム級7位でWEC時代にタイトル挑戦したこともあるヨルゲンセンがフライ級に侵略。当初はイアン・マッコールと対戦予定だったが怪我でジョン・ダドソンに変更。今月に入りダドソンも欠場し、元Bellatorバンタム級王者でUFC初参戦のマコウスキーに。
ランカーなのに第4試合登場。前回はメインだったが前々回は第1試合という気の毒な扱い。
マコウスキーもヨルゲンセンと同じくD-1レスラーで、2009年にはDEEPで来日経験もある（フェザー契約で北田俊亮と対戦し一本負け）。Bellatorではバンタム級トーナメントを制しタイトルも獲得するが、連敗でリリース。リリース後はフライ級に落として2連勝中。
パンチを打ち込むヨルゲンセン。ガードの合間を縫って顔面にヒット。また飛び込んでパンチ。マコウスキータックル。シングルレッグからバックに回るがクラッチを切って離れるヨルゲンセン。マコウスキーのパンチが入って動きが止まるヨルゲンセン。マコウスキーが攻勢に。組み付いてきたヨルゲンセンにカウンターを入れるが、ヨルゲンセンはがぶりからギロチン。外れて離れる。マコウスキーの左が入ってヨルゲンセンぐらつく。ハイキックをくぐってタックルに入ったヨルゲンセン。バックに乗ろうとするが失敗。ヨルゲンセンが残り20秒でテイクダウンしたがハーフからスイープしたマコウスキー。上からパウンドを落としホーン。
1Rはマコウスキー。バンタム級ランカーのヨルゲンセン、予想外の苦戦。
2R。パンチで出たヨルゲンセン。タックルに入るがマコウスキーが組み勝ってバックを狙う。ヨルゲンセンギロチン。決まらないが上を取った。しかし立たれる。マコウスキーがダブルレッグでテイクダウン。バックを取らせて立ったヨルゲンセンは正対して離れる。タックルからサバ折りでテイクダウンしたヨルゲンセン。ハーフから削るが足関を狙ってきたマコウスキー。足を抜いたが立たれる。距離を取りつつパンチを入れるマコウスキー。ホーン。
2Rはややヨルゲンセン。ここまで打撃でも組みでも五分の戦い。
3R。前に出ていくヨルゲンセンだがマコウスキーのカウンターをもらう。シングルレッグで投げたマコウスキーだが投げの勢いがつきすぎて下に。もぐりからスタースイープ狙い。そのままシングルレッグで上を取り替えしたマコウスキー。バックマウントを狙うが外してスタンドへ。ヨルゲンセンのパンチがヒット。マコウスキーも返す。マコウスキーのタックルをガブると膝。そのままテイクダウンしたマコウスキーにヨルゲンセンはギロチン。しかし外してマコウスキーがマウント。バックマウントに。チョークを狙うが防いでいるヨルゲンセン。前に落とそうとしたがそのままホーン。
3Rも微妙だが終盤の攻防でマコウスキーか。しかし判定は見方によって分かれそう。
三者30-27でマコウスキー勝利。2Rも小差だったのでマコウスキーでも問題ない。UFCデビュー戦でいきなりバンタム級ランカーのヨルゲンセンを破った。打撃でも組みでも強さを見せたが、ヨルゲンセンもフライ級初戦なので、マコウスキーの強さなのかヨルゲンセンのフライ級適性の問題なのかは判らず。
