格闘技徒然草

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★UFC on FOX9:第5試合・ボビー・グリーン vs. パット・ヒーリー

ライト級。
グリーンはStrikeforceで4連勝。UFCに転出しても2連勝中。前回のジェームス・クラウス戦ではローブロー2回の後、ボディのやや下へのミドルキックでKOという、若干ダーティなKO勝利。
Strikefoceで6連勝したパット・ヒーリー。メレンデスへのタイトル挑戦権も獲得したが、メレンデス欠場・Strikeforce消滅で報われないままUFCに再登場。UFCでは初戦でいきなりジム・ミラーを破ってランキング入りするが、試合後の薬物検査が陽性でノーコンテストに。前回はヌルマゴメドフと対戦し、スタンドでバックを奪われての判定負け。
パンチで出たヒーリーだが組んでバックを奪ったグリーン。バックからパンチ連打。引き剥がして離れるヒーリー。ヒーリーのパンチが入ったがグリーンは効いてないアピール。ノーガード。逆にパンチを入れていく。パンチの精度ではグリーンが上か。ヒーリー前に出ると押し込んでからダブルレッグに。寝かせられないがバックを狙う。しかし取らせないグリーン。離れた。パンチを入れるグリーン。ヒーリーのパンチにまたノーガード。アンデウソン戦法?ヒーリーはパンチで出るとまたダブルレッグへ。スタンドでバックに回る。立たれるが押し込んだままパンチを入れる。離れた。残り30秒。ヒーリーがパンチで出て行く。グリーンは上体の動きでかわしてパンチを打ち返す。ホーン。
ヒット数がかなり僅差だが印象としてはグリーン。ただヒーリーはタックルから金網に押し込んでコントロールした時間があるのでヒーリーのラウンドと見る。
またノーガードのグリーン。ウィービングでヒーリーのパンチを交わしてカウンター。一方的になってきた。ヒーリーは積極的に攻めてはいるがボクシング技術だと明確に差がある。タックルからバックに回ったグリーン。投げを狙うがこらえて正対するヒーリー。離れた。組み付いたヒーリーがバックを奪う。しかし引き剥がして離れたヒーリー。前に出てパンチを当てつつタックル。倒せず。しかしまた組んで押し込む。押し込みながらパンチを打ち込んだ。タックル→パンチと切り替え、とにかく手数を出すヒーリー。グリーンは前蹴りで顔面を蹴り上げる。残り10秒でグリーンがタックル。テイクダウン。ホーン。
2Rも手数のヒーリー、有効打のグリーンという内容。有効打を取ってグリーンか?
3R。タックルを切ってパンチを打ち込むグリーン。またノーガードからパンチを入れていく。しかしグリーンもパンチをもらってないわけではなく、鼻血を出している。またノーガード。組み付いてきたヒーリーをかわしてパンチを打ち込む。しかし捕まえたヒーリー。タックルからバックに回る。が、前に落とされた。今度はグリーンが金網に押し込む。離れた。ヒーリーのパンチがヒットするがグリーンが今度はタックルに。両足をたたんでテイクダウン成功。残り30秒。バックマウントを狙ったが落とされる。ヒーリーパウンドラッシュ。ホーン。
ラウンド全体ではグリーンだが最後の印象が大きかったヒーリー。
30-27×2、29-28の3-0でグリーン勝利も会場ブーイング。しかし僅差なのでどちらについてもおかしくなかったし、結果としての30-27も変ではない。
ボクシング技術の差で勝利したグリーンだがそれだけで圧倒するまではいかず。ヒーリーも積極的だったしタフだったがヒット数の差で負けると判定は厳しいか。