格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC168:オッズ/予想と展望

クリス・ワイドマン 2.30
アンデウソン・シウバ 1.67

ロンダ・ラウジー 1.13
ミーシャ・テイト 6.50

ジョシュ・バーネット 1.50
ラヴィス・ブラウン 2.70

ジム・ミラー 1.28
ファブリシオ・カモエス 4.00

ダスティン・ポイエー 1.42
ディエゴ・ブランダオ 2.95

クリス・レーベン 3.00
ユライア・ホール 1.36

グレイソン・チバウ 1.63
マイケル・ジョンソン 2.20

デニス・シヴァー 1.38
マニー・ガンブリャン 2.80

ジョン・ハワード 2.00
シアー・バハドゥルザダ 1.71

ウィリアム・マカリオ 2.40
ボビー・ヴォルカー 1.56

ロビー・ペラルタ 1.51
エストヴァン・パヤン 2.55

メインのワイドマン vs. アンデウソンは7月の再戦。前回、テイクダウンを奪われたアンデウソン・シウバは地力で脱出することが出来なかったがワイドマンの足関を凌いで立ち、その後はスタンド勝負となったが、手数でもワイドマンが上回った。アンデウソンはクリーンヒットをもらっても効いたふりをするという余裕を見せて挑発していたが、スウェイでパンチをかわそうとしたところで、アンデウソン以上のリーチを誇るワイドマンのパンチをもらい、UFCで初めての敗北。そして生涯初のKO負け。
ポイントはやはりワイドマンがテイクダウンを取れるかどうか。ガードワークも巧みなアンデウソンだが、テイクダウン後の脱出はできなかった。ソネン戦でも下からの脱出はほとんど出来ていない。1Rの漬け込みがあったからこそ、タックルを警戒したアンデウソンは手数が減り、打撃への防御も甘くなった。しかしワイドマンもテイクダウンを取れたのは1度だけ。そもそも本気のタックルは1度しか放っていないが、アンデウソン相手にコンスタントにテイクダウンを取れるかどうかは未知数の部分もある。一方で、ワイドマンの打撃も注意しなければならないことがインプットされただけに、テイクダウンへの対処が万全じゃなくなるかもしれない。
打撃を警戒した上でテイクダウンを切れるならアンデウソンのKO勝ち。序盤でワイドマンがテイクダウンを奪い、パウンドで削れるなら長期戦になり、アンデウソンには厳しい戦いとなる。オッズでは前回より僅差となったが、まだアンデウソン支持が上回っている。
予想は判定でワイドマン。
セミはTUFコーチ対決。Strikeforceでの再戦で、その際も両者は憎しみ合っていた。TUFを経てさらに因縁は深まったが、前回一方的にロンダが勝利したことを受けて、オッズは大差をつけている。前回も研究していたミーシャ・テイトだが為す術なかった。差が詰まっているとは思えないが、せめてロンダの1R腕十字勝利記録を止める意地は見せて欲しい。
プレリムではTUF出身の崖っぷち対決としてクリス・レーベン vs. ユライア・ホールが組まれている。TUF1の功労者としてダナ・ホワイトからは終身雇用を言い渡されているクリス・レーベンだが、最近4戦では1勝4敗で3連敗中。次に負けたら引退勧告の危機。相手はTUF史上最強のファイターと言われたユライア・ホール。TUFではインパクトのある勝ち方で決勝まで行ったものの、決勝で最下位指名のガステラムにまさかの敗北を喫した。UFC2戦目でもいいところなく判定負け。ここで負けたらさすがにリリースかというところでのレーベン戦。これはキツい試合。
第1試合は日本時間29日の朝9時から。速報します。