格闘技徒然草

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★UFC168:第8試合・ジム・ミラー vs. ファブリシオ・カモエス

ライト級。
ランキング10位のミラー。サブミッションアタックの回数はUFC史上トップのグラップラー。ただ、上位の壁は厚く、グレイ・メイナード、ベンソン・ヘンダーソン、ネイト・ディアスの王者・タイトル挑戦者クラスには完敗している。前回はStrikeforceから移籍のパット・ヒーリーと対戦し、1Rは優勢だったものの、後半消耗しパウンドでKO負け(後にヒーリーのドラッグテスト失格でノーコンテスト)。
カモエスは16年前のBrazilian Freestyle Circuit・ウェルター級4メントーナメントでプロデビュー。1回戦を勝ち上がり、決勝で対戦したのは同じくこの日がデビュー戦で、今日のメインにも登場するアンデウソン・シウバ。25分にも及ぶ死闘の末、足関合戦からのカカト蹴り連打で戦闘不能となり敗れている。
柔術三段のグラップラーで、前回はストライカーのメルヴィン・ギラードと対戦したが、得意の寝技でギラードを苦しめたものの、上を取られてからのパウンドでポイントを奪われての判定負け。今回は1年半ぶりの復帰戦。正直なぜメインカードでランカーとの試合なのかわからない。アメリカ vs. ブラジルの対抗戦第4戦。
組み付いていったカモエス。金網に押し込むが倒せず離れる。打ち合いでカモエスの左がヒット。ミラーも打ち返す。手数では負けてないがやや後手。かもエスの右ハイをキャッチしてテイクダウン。カモエス立つと足を払ってていくダウンし、逆に上を取る。ミラーはガードを取る。ミラー下から腕十字。立って腕を抜こうとするカモエスだが、ミラーが足をキャッチして抜かせず。そのまま極めた!カモエスタップ!
相変わらずの極めの強さ。黒帯柔術家から一本を奪った。アメリカ vs. ブラジルの5対5対抗戦はアメリカの勝利が確定。