格闘技徒然草

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★UFN34:第3試合・マイルベク・タイスモフ vs. バン・テヒョン

ライト級。
オーストリアのタイスモフ。ヨーロッパを中心に活躍してきた選手で、20勝中判定はわずかに1というフィニッシュ力のある選手。柔術オーストリア王者・M-1ヨーロッパ王者。
バン・テヒョンは日本ではハン・スーファンという名前で活動して、DEEPでは横田一則を破ってライト級王座を獲得した。その後、戦極に参戦し、五味やホルヘ・マスヴィダルと対戦するが判定負け。RoadFC旗揚げ戦で花澤大介に一本負けして以来、兵役もあり約3年のブランク。その後、昨年6月のTOP FCで復帰。バックボーンはレスリングだが、横田をKOしたように打撃も強い。
サークリングするタイスモフ。ガードを下げた構えでじわじわ間合いを詰めるテヒョン。見合いでブーイングが出る。ローを蹴るタイスモフ。パンチを打ち込む素振りで牽制するテヒョン。タイスモフにテンカオを入れるテヒョンだがタイスモフの左が入る。テヒョンのミドルをキャッチして殴るタイスモフ。パンチで飛び込んだタイスモフ。テヒョンかわして前に出る。飛び膝を放つがタイスモフのカウンターがヒット。ホーン。
1Rはタイスモフ。
2R。1R同様、じわじわプレッシャーを掛けるテヒョン。タイスモフ右ミドル。さらに右ハイ。前蹴り。テヒョン手が出ない。タイスモフシングルレッグからテイクダウン。スクートになり入っていかないタイスモフ。テヒョン蹴り上げ。立った。タイスモフは距離を取って蹴っていく。蹴りのないテヒョンは何も出来ないまま時間が過ぎていく。またシングル。こらえて殴るテヒョン。離れた。会場からはブーイング。テヒョンジャブを入れるが距離があり入らない。またタイスモフのミドルを貰う。ホーンと同時に大ブーイング。
2Rもタイスモフ。テヒョン、1Rを落としたが戦法を変えることもなくやられるまま。
3R。パンチで飛び込んだテヒョンだがタイスモフがタックルを合わせてテイクダウン成功。殴りながらパスしてハーフに。金網を使って立とうとするテヒョン。立った。しかし四つで膝を打ち込むタイスモフ。テヒョン耐えてるだけ。投げてテイクダウンしたタイスモフ。ハーフから殴る。蹴り離して立ったテヒョン。残り90秒。バックスピンキックを見せるタイスモフだがバランス崩した。テヒョンは倒すしかないのに手が出ない。パンチから組み付いたテヒョンだがタイスモフ払い腰で投げる。ホーン。
3Rもタイスモフ。
判定30-27×3でタイスモフ。
まったく良い所がなかったテヒョン。やはりUFCレベルは厳しかった。タイスモフもこのテヒョンが相手だと完勝でも評価していいかどうかわからない。