格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN34:第7試合・カン・ギョンホ vs. 清水俊一

バンタム級。ここからメインカード扱い。
ともに戦極に参戦経験があるという共通点がある。
ギョンホは昨年3月の日本大会でUFCデビュー。アレックス・カサレス相手に互角の攻防だったがスプリット判定負け(ただし、カサレスのドラッグテスト陽性のためノーコンテスト)。続くチコ・ケイムス戦も同じく互角に渡り合ったものの、ややホームタウンデシジョン気味の判定負けで連敗。しかし試合はアグレッシブで盛り上げるため、メインカードに抜擢されている。
ZSTパンクラスを主戦場とする清水は、一昨年のマカオ大会でUFCからオファーがあったものの、契約問題で参戦できず。代わって参戦したのは、パンクラスで清水に勝利した手塚。しかし、手塚はUFCでは得意の寝技に持ち込むことが出来ず、連敗でリリースされてしまった。清水もまた寝業師ではあるが、ギョンホもどちらかと言えば寝技勝負をする選手。テイクダウンは強いが、清水は上になって攻めたい。
コールと同時に安定のジョジョ立ちを見せる清水。
バックスピンキックを見せたギョンホだが空振り。清水はサークリング。ローを入れたギョンホ。距離を詰めたギョンホにタックル。カウンターの膝を貰うがそのままシングルへ。しかし切られた。完全に着られて引き込むと、ギョンホはパウンド。マウントへ。パウンドを落とすと三角。腕十字!ぎりぎりクラッチで凌いでいるがまた三角。決まりそう。そのままマウントになるとギョンホ垂直ヒジ。反則でタイムストップ。清水ダメージはなさそう。ギョンホ減点2。カニバサミを見せた清水だがかわされった。しかしそのまま組み付いていく。ギョンホが組み止めて逆にテイクダウン。若干引き込み気味の清水だが、ギョンホが強烈なパウンド。離れた。スタンド。ギョンホの前蹴りがローブローになりまたタイムストップ。減点なしで再開だがすぐタイムアップ。
10-9ギョンホだが減点2で清水が1ポイントリード。しかしほぼ攻めを潰されている。グラウンドでも厳しい。
2R。タイミングよくタックルに入った清水だが、ギョンホは堪えるとヒジ。引き込んだ清水。足関を狙ったが凌がれマウントを奪われる。ヒジを入れるギョンホ。厳しい。リバーサルして初めて上を取った清水。ギョンホは金網まで移動すると簡単に立つ。引き込んだ清水。ギョンホヒジ。下からギョンホの顔面をノックする清水。ギョンホ残り20秒で立ち上がり強いパウンドを落とす。ホーン。
2Rもギョンホ。ポイントで追いつかれた。
3R。パンチで出てきたギョンホにカウンターのタックル。タイミングよく入ってテイクダウン。しかしギョンホはまた金網まで移動するとすぐ立つ。払い腰でテイクダウン。インサイドの清水にヒジ&パウンド。どんどん削られていく。凌ぐので精一杯の清水。また強烈なパウンド。潜ろうとする清水だが防がれる。スタースイープを狙ったが上を取られてマウント。肩固め。タップアウト。
フィジカルの差が厳しかった。よく3Rまで凌いだ方。ギョンホはUFCでも中堅クラス。そのギョンホとの対戦だったのでメインカード扱いになったが、清水にとっては厳しかった。次のチャンスが与えられるかわからないが、その場合でも落とせたらフライにした方がいい。