フライ級。
UFC戦績1勝1敗だがランキング13位のオーティズ。前回はタイトルにも挑戦したレスラーのジョン・モラガ相手からテイクダウンを奪い、スプリット判定負けしたが、勝っていたという見方も多かった。
代役でUFC初参戦を果たすレイ・ボーグはセルジオ・ペティスに次いでUFC2番目に若い20歳。総合戦績はまだ6戦で、6戦目を行ったのは今月の4日。わずか半月のインターバルでの緊急出場。
一気に間合いを詰めたオーティズ。タックルへ。ケージに押し込まれたボーグはよりかかったままギロチンを狙うが、倒され下に。ケージを使って立とうとするボーグと寝かそうとするオーティズ。上手くポジションを入れ替えたボーグ。逆にボーグが寝かせようとする展開。オーティズはボディを殴って抵抗。リフトしたボーグが投げてバックに回る。しかし両足がフックしておらず前に落とされる。オーティズがギロチンの態勢。ボーグがまたテイクダウンを狙うと離すが、再びリストしてテイクダウン。瞬時にバックにつくが、また前に落とされる。パスを狙う。ボーグ立ったがたち際にオーティズがパンチを入れる。ホーン。
僅差のラウンド。2度のリフトで印象を残したボーグと、終盤パンチを入れたオーティズ、どちらに入ってもおかしくない。
2R。ホイールキックを見せるボーグ。右の大ぶりのフック。オーティズ距離を詰めてパンチを入れると同時にタックル。押し込み。スタンドの手数では圧倒的にオーティズ。押し込みながらボディに膝。テイクダウン成功。サイドに付いている。ガードに戻したボーグは潜って脱出するとまたバックに。今度は両足を差し込んでいる。四の字バック。チョーク狙い。背負ったまま立つオーティズ。また倒してチョークに行くボーグ。バックをキープ。そのままホーン。
2Rはボーグ。
3R開始と同時にオーティズ距離を詰めてパンチ。右ハイ。組んだボーグだがオーティズ押し込み。ボーグ膝をボディに入れて離れる。オーティズがパンチを打ち込んでいく。手数が足りないボーグ。ボーグ飛び膝。オーティズが組むとダブルアンダーフック。テイクダウンを狙う。差し替えしたボーグ。離れる。ボーグのパンチが入ってオーティズ鼻血。オーティズ押しこむがボーグ入れ替えて膝。そしてタックル。こらえて肘を入れたオーティズに対し、ボーグまたバックに飛び乗る。そして前に落ちる。が、またテイクダウン狙い。リフトからスラム。バック。足を差し込めない。ホーン。
3Rも微妙だがスタンドの手数でオーティズか。
案の定割れた。29-28、28-29、29-28。スプリットでオーティズ勝利。しかし超緊急代役の20歳ボーグは堂々とした戦いぶり。安易にバックに飛び乗って前に落とされる展開がなければ勝てたかもしれない。
