ミドル級。
シドニー五輪レスリング銀メダリストのロメロ。32歳でMMAに転向し、現在6年目。今月37歳になる遅れてきたエリートレスラー。戦績はまだ8戦で、MMAファイターとしての完成度ではなく身体能力で勝ち上がってきた。レスラーだがレスリングではなく重いパンチで勝負をするスタイルでUFC3戦連続KO勝利中。しかし前戦はスタミナ切れで手数も少なく、一発逆転KOしたものの底も見えた。
ランキング13位のタヴァレスは現在5連勝中で10歳年下の26歳。5連勝はすべて判定で、圧倒した内容のものもないが、地味な展開でしっかりとポイントを稼いで勝ち上がってきた。
飛び蹴りからパンチラッシュを叩き込んだロメロ。すかさずダブルレッグで倒したが、タヴァレスも立つと押し込み。四つになるが、ロメロ外掛けテイクダウン。バックを取らせて立つタヴァレス。ロメロ崩して投げたがすぐ立つタヴァレス。離れ際タヴァレスのパンチがちょっとヒット。しかしロメロすぐ組み付くとテイクダウン。シングルに来たタヴァレスにキムラ。ホーン。
1Rはロメロ。
2Rいきなりタックルでテイクダウンしたタヴァレス。すぐサイド。タヴァレス引き剥がして立つ。頭を大きく振ってパンチをかわすロメロ。そこに膝を当てるタヴァレス。タヴァレス前に出るがロメロのカウンターの肘で頭部をカット。飛び膝のフェイントからパンチを打ち込みそのままタックルに入るロメロ。倒せないが離れ際にパンチを打ち込みまたタックル。タヴァレス入れ替えて逆にシングルに行くがロメロまたキムラ。抜けた。離れる。ロメロちょっとスタミナ切れ？動きが止まったところにタヴァレス飛び膝。しかし組むとロメロがコントロール。押し込んで動きを止める。ホーン。
2Rもロメロ。タヴァレスはKOするしかない。
3R。パンチからタックルに入るタヴァレスだが止められて膝をもらう。離れた。ポイントでリードしているロメロはスタミナ温存の目的もあってか手を出さない。タヴァレスは出るしかないが出ていけない。ロメロレッグダイブで倒した。立ったタヴァレスだが押し込まれている。膠着ブレイク。残り1分。手が出ないタヴァレス。最後にロメロが投げてサイドを取りタイムアップ。
タヴァレス謎のガッツポーズ。
判定3者フルマークでロメロ勝利。
