格闘技徒然草

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★UFC188:第6試合・チコ・ケイムス vs. ヘンリー・セフード

フライ級。ランキング7位セフード vs. 13位ケイムス。
両親がメキシコからの移民であるレスリング金メダリスト・セフード。ローカル時代からフライ級の試合で2度計量オーバー。UFC初参戦の時も減量中にドクターストップとなり欠場しており、結局初戦はバンタム級で行った。前回、4度目の正直でフライ級リミットクリア。タイトル挑戦したカリアソに打撃・テイクダウンで上回り判定勝ちしたが、一本・KOの気配がなく力を出し切れたとは言えない内容だった。
ケイムスも前回がフライ級初戦。ブラッド・ピケット相手にスプリット判定勝ちでランキング入り。UFC通算では4勝2敗。
タックルから押し込んだセフードだがケイムス引き剥がす。ケイムスがパンチをヒットさせるとセフードはバランスを崩すが立て直した。セフードタックル。ケイムスは受け止めたがケージに押し込まれる。膝の入れ合い。離れた。またセフードが組み付いて四つに。押し込みからシングルレッグを狙ったが倒せず離れた。セフードパンチで出るとタックル。また押し込み。膠着ブレイク。セフードまたタックル。切られたがミドルを打ち込む。またタックル。押し込み。シングルレッグから倒せないが肘を打ち込む。抱え上げて投げたセフードだが瞬時に立ったケイムス。ホーン。
1Rはセフード。
2R。パンチを打ち込んでいくセフード。押し込み。ここから再三シングルレッグを狙っているが、テイクダウンを取るまでには至らない。また倒せず離れる。ケイムスのパンチがヒット。セフードのシングルレッグは片足で耐える。打撃戦。ケイムスもいいパンチを打ち込んでいる。セフード押し込み。倒せず離れる。その後は打撃戦。ほぼ五分のままホーン。
2Rは僅差。タックルは切られているが押し込んでいるのが攻勢と取られればセフードのラウンドか。
3R。セフードがパンチを打ち込んでいく。距離が詰まると組み付いてテイクダウンを狙うが、テイクダウンはすべて防いでいるケイムス。それでも前に出て手を出していく分印象は良いセフード。パンチの手数で押していたが、さすがに疲れたのかちょっとペースダウン。逆にケイムスが組み付く。ダブルアンダーフックで押し込み。倒せず離れた。残り1分。打撃でやや劣勢だったセフードだが、シングルレッグで足を掬うとケイムス倒れて初めて下に。一瞬顔面を蹴りそうになったセフードだが、直前で引っ込めると上を取る。パウンドを打ち込むがクリーンヒットなし。ケイムスが立ったところでホーン。
3Rはセフード。最後、ケイムスが下になったのはセフードの反則キックをかわそうとしてのことだから、ヒットしなかったとはいえお咎め無しでそのまま続行されたのは気の毒。
判定29-28、30-27×2の3-0でセフード勝利。しかしケイムスが健闘して苦戦といえる内容だった。