格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN95:ボーナス発表/総評

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:エリック・シウバ vs. ルアン・シャガス
  • パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:エリック・スパイスリー、ヴィセンテ・ルケ

セミとメインはご当地選手を勝たせるマッチメークだったが、サイボーグは勝ったものの、今回141ポンドに落とすのも地獄のような減量が必要だったため、今後もバンタム級では戦えそうにない。「階級を超えたスーパーファイト」と言えば聞こえはいいが、結局上から落としてきた選手が有利になるハンディキャップマッチ。ロンダ戦は見てみたいものの、キャッチウェイトの試合はもういいのでは。どうしてもというなら、UFCでInvictaのタイトルマッチを組めばいい(難しいと思うが)。
バラォンはランク外のノヴァー相手に仕留めきれないどころか3Rを落とす内容での判定勝ち。正直、今のままではランキング入りも厳しいのでは。
田中は2Rはスクランブルでヤヒーラのポジショニング地獄を打破しようとしたが、あとちょっとのところで上を行かれた。そして3Rに入ると逃げ切りに入ったヤヒーラを崩せず。惜敗だが、ヤヒーラにとっては想定通りの完勝だろう。アウェイを感じさせないアグレッシブさは見せたが、またもUFCブラジル大会でブラジル人に勝つことはできなかった。
ヤヒーラは何気に4連勝で、最近9戦で7勝1敗1NCとハイアベレージを残しているので、次はランカーとの対戦かもしれない。WEC時代に敗れている水垣との再戦が組まれる可能性も。誰かにヤヒーラ超えをしてほしい。
前座で組まれていたフライ級3位のフォルミーガは、危なげない勝利だったものの、地元でも盛り上がらず、アメリカだったらブーイングが出ている内容。王座挑戦経験がないランカーではもっとも高順位で、堀口と同率タイではあるが、次期挑戦者はTUF24ウィナーで決定している。また、さらに次の挑戦者候補として、7月に王座挑戦予定だったウィルソン・ヘイス、TUF24フィナーレで直接対決するランキング1位ベナビデス vs. 2位セフードの勝者などが控えているが、フォルミーガが挑戦権を得るには、いずれにせよあと1試合以上挟む必要があるか。