格闘技徒然草

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★UFN111:第5試合・ジャスティン・スコッギンズ vs. 佐々木憂流迦

フライ級。
スコッギンズはランク外だが、前回バンタムに転向していたためにランキングから外れただけで、その前はランカーだった。次期タイトル挑戦者候補の一人であるレイ・ボーグにも勝っている。しかし、イアン・マッコール戦で体重を落とせず試合をキャンセルしたため階級変更。初戦でペドロ・ムニョスに敗れたため、この試合で再びフライ級に戻している。まだ25歳。テイクダウン成功率66%はフライ級トップ。
佐々木は昨年フライ級初戦で一本勝ち。その後は試合が組まれるが流れるの繰り返しで、2戦目が組まれたのは今年になってからだったが、その間に確実にレベルアップを果たし、ウィルソン・ヘイス相手に健闘。それが評価されたのか、戦績は良くないが契約更新。今年に入ってからはニューヨークに拠点を移し、打撃が向上している。
いきなりタックルに入ったスコッギンズ。組むとバックに回りジャーマン!しかし押さえ込ませず立った佐々木。スコッギンズすぐにまた出てきた。組みついて押し込むが佐々木が逆にテイクダウン。バックを伺う。スコッギンズ立って正対。佐々木首投げを狙ったがバックを狙われる。正対して上を狙う佐々木。スコッギンズ上を狙うが佐々木立った。スコッギンズサイドキック。距離を詰めてパンチを入れる。変則的なスコッギンズに対し佐々木ちょっと見てしまう。スコッギンズのバックスピンハイキックからのパンチを貰いバランスを崩してダウン!上になったスコッギンズ。ガードを取る佐々木だがスコッギンズパウンド。ケージに押し付けて殴り続けるスコッギンズ。ホーン。
1Rスコッギンズ。
2R。スコッギンズのバックスピンキックで吹っ飛ばされた佐々木。スコッギンズ上になりハーフからパウンド。ガードに戻した。しかし肘連打をもらう。スコッギンズは休まない。ハーフ。佐々木シングルレッグにいくががぶられた。バックに回ろうとしたスコッギンズ。佐々木も上を狙う。スクランブルで上になった佐々木。マウント!亀になったスコッギンズ。佐々木は仰向けにして四の字バックからチョーク!タップアウト!
佐々木、ほぼ負けていた内容だがワンチャンスを逃さず一本勝ち。
レイ・ボーグに勝っているスコッギンズに勝ったので、日本大会でレイ・ボーグとやりたいとアピール。8月にDJのタイトルへの挑戦する話もあったボーグだが、DJの相手にディラショーの名前が上がったことで現在は宙に浮いた状態。タイトル挑戦直前まで行っているボーグにとってはわざわざアウェイでランク下の相手との試合は受けたくないと思うが。
試合後のコメント「すげえきつかった。腹も効かされてたし。でもはじめの金網際の攻防でスタミナを使っている感じがしたのでチャンスが来ると思った。会場の声援に助けられた」「前回からの教訓で、一つのことにこだわりすぎないようにした。チームが導いてくれた。チョークは狙っていた。ニューヨークで練習してなかったらKOされていたかもしれない。9月につなげたい。今日は特別な日になった」