格闘技徒然草

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★UFC215:第4試合・ギャビン・タッカー vs. リック・グレン

フェザー級
カナダのタッカーは前回地元のハリファックス大会でのUFCデビュー戦でいきなりメインカードに抜擢。ベテランのサム・シシリアに判定勝ちして無敗をキープしたが、全くフィニッシュの予感はなかった。
グレンは元WSOFフェザー級王者。昨年9月に緊急の代役でUFCデビューし、階級上のランカーのエヴァン・ダナムに体格差で苦しみ判定負け。フェザーに戻した2戦目は連敗中のフィリップ・ノヴァーに判定勝ちして引退に追い込んでいる。バックボーンはボクシング。
地元にしてもかなり人気があるタッカー。
ライト級では小さかったグレンだが、タッカーよりはだいぶ大きい。タッカーいきなり飛び込んだがグレンのパンチで背を向けてしまいスタンドでチョークをかけられる。反転して外したタッカー。離れた。タッカー左ハイ。間合いを詰めるグレン。飛び込んでパンチを入れたタッカーだがグレンがどんどん出てくる。右ローをかキャッチしてバックに回ったタッカーだがグレンはケージ際で正対。引き剥がしたタッカー。残り1分。グレンの左でタッカーダウン!すぐ立った。ミドルを入れるグレン。さらにパンチ連打。圧されるタッカー。ホーン。
1Rグレン。
2R。開始直後にすぐ打ち合いを始める両者。パンチをもらったタッカーだが打ってこいとアピール。スタンドで組むとパンチを入れるが、タックルを狙うと切られる。プッシュされ下になったタッカー。足関を狙うがグレンパウンド。立ったタッカーだがグレンが膝・肘を入れる。弱ってきたタッカー。タックルに入るがまた切られた。グレンがボディロックからバックに回る。正対したタッカーだがまたバックに回られテイクダウンされる。バックから殴るグレン。タッカー足関。内ヒール。しかしグレンがパウンドで外す。タッカー立ったがボディロックされていてまた倒された。グレンバックからパウンド。仰向けになるタッカーだがハーフから肘をもらう。グレンも攻め疲れがあるが攻め続ける。肘連打!ホーンに救われたタッカー。
2Rは10-8グレン。徐々に差がついてきた。
3Rもすぐ打撃で攻めていくグレン。タッカーのタックルを受け止めると逆に投げてテイクダウン。ハーフからパウンド&肘。タッカースイープしたが、グレンがすぐ起き上がってがぶる。がぶられた体勢から引き込んだタッカー。立つ余力もないか。グレンパウンド。足関でしのごうとしたがさらにパウンドをもらう。レフェリー止めるタイミングを伺っている。パウンドを入れ続けるグレン。しかしパウンドを打ちすぎて疲れたのか、一発の威力がなくなって逆に止められなくなってる。ハーフから鉄槌・パウンド。立ち上がって連打。ギリギリ凌いでいるタッカー。グレンレフェリーの顔を見て止めろとアピールするが、もう時間がないし止めないだろう。タッカー立ったがグレンがなおも打撃を打ち込みタイムアップ。

30-25、30-24、29-27の3-0でグレン勝利。グレン腐ってもメジャーイベント王者。力の差を見せた。
タッカー初戦は抜擢されて勝利したが、今回は完敗。力量差がある相手に最後まであきらめずに仕掛けていったのは良かったが。1Rタッカーに入れてるジャッジが謎。