- ファイト・オブ・ザ・ナイト：ニコ・モンターニョ vs. ロクサン・モダフェリ
- パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト：ジェラルド・マーシャート、ブレット・ジョンズ
メインの判定は終わってみれば大差のスコアになったが、各ラウンドごとに見たら大差がついたラウンドはなかった。ロクサンにも勝つチャンスは何度もあったが、アグレッシブな反面、無理に関節技を狙っていってポジションを悪くしたのが敗因か。
勝ったモンターニョはMMA戦績6戦目・4勝目でタイトル戴冠。ブロック・レスナーの4戦目・3勝目に続く最速記録。しかし今回のTUFが真にタイトル挑戦にふさわしいトップ選手だけを集めたかと言えばそうでもない。事前ランク1位のロクサンでも、Invictaではジェニファー・マイアに敗れている。実績よりもTUFでの番組の盛り上げを意識して集められたメンツに見える。今バンタムやストローでタイトル挑戦までは届かずに苦しんでいる選手がフライ級ならチャンスがあると転向することが増えそう。一方で、TUF勢の試合はディフェンスの甘さも影響したのかフィニッシュ決着が多く、試合は面白かった。
セミに登場したショーン・オマリーはすぐにランカークラスに挑むのは難しいが、若いので今後に期待。
