格闘技徒然草

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★UFC218:第11試合・ヘンリー・セフード vs. セルジオ・ペティス

フライ級。セフード2位、ペティス4位。
レスリング五輪金メダリストセフードは昨年のTUF24コーチ対決でべナビデスに敗れたが打撃は確実に向上していた。前回はウィルソン・ヘイスを2RKO。昨年以来負傷で試合をしていないべナビデスよりもタイトル挑戦に近い位置にいる。
ペティス弟はフライ級転向初戦でライアン・ベノイにKO負けしたが、そこから4連勝。前回は初メインで、ブランドン・モレノに1Rバックにつかれたが2R以降はスタンドで攻勢の展開になり判定勝ち。まだDJとは対戦していないトップ選手の一人で、今年はDJのタイトルに挑戦するという話もあった。
1R。セフード間合いを詰める。右ミドル。ワンツー。ペティスは距離を取りロー。セフードシングルレッグ。テイクダウン。すぐサイド。肘。ペティス亀に。セフード脇腹に膝。足のフックは許さないペティスだが動けない。立とうとしたがセフードにがぶられる。またバックに回った。セフード亀から足をかけてガードに戻した。パスを狙うセフードだが足を利かせて防ぐペティス。一旦離れたがまたガードの中に入る。蹴り離したペティス。残り時間わずかで上から鉄槌を入れるセフード。脇腹に膝。ホーン。
1Rセフード。
リーチに勝るペティスが遠距離からパンチ・蹴りを入れていく。左ミドル。セフードタックルのフェイント。タックル。バランスを崩して倒されたペティス。インサイドで密着してパスを狙うがさせないペティス。足を効かせてパスは防いでいるペティスだが下から抜けられない。セフードかつぎパス。亀になったペティスのバックに回る。ペティスバックを取られたまま立った。正対して離れたが残り40秒。セフードがワンツー。ペティススピンキックを出したが空振り。2R終了。
このラウンドもセフード。
3R。セフードのパンチがヒット。ペティスはまた距離を取ってパンチを入れていく。セフードシングルレッグ。持ち上げてテイクダウン。インサイドガードで密着するセフード。ペティス足で距離を作ったが、セフードパスしてサイド。がぶりの体勢に。そこからまた背中を付けさせる。しかしペティスはガードに入れた。背中を向けて立ったペティス。正対。離れたが残り75秒。KOするしかないペティスだが手が出ない。安全圏でジャブを出すだけ。セフードは攻める必要はない。残りわずかでタックルを仕掛けたペティスだが切られてタイムアップ。最後は仮にテイクダウンしていたとしても極める時間はなかったし、打撃で攻めるべきだったのでは。
判定三者フルマークでセフード勝利。しかしブーイング。成長が感じられた前回までの試合に比べると物足りなさが残った。