格闘技徒然草

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★UFC on FOX26:第8試合・グローバー・テイシェイラ vs. ミーシャ・サークノフ

ライトヘビー級。テイシェイラ3位、サークノフ7位。
テイシェイラUFCデビューに時間がかかったため、5年目でもう38歳。重量級は選手寿命が長いとはいえ、キャリア終盤に差し掛かっているのは間違いない。パンチが武器だが、ここ3戦では1勝2敗。アンソニー・ジョンソンには秒殺KO負け、前戦のグスタフソン戦では、グスタフソンの距離で5R殴られ続けた上でのKO負け。序盤の打ち合いで終わったAJ戦よりも、長時間圧倒され続けたグスタフソン戦の方が精神的ダメージが大きいだろう。まだ3位で、現王者のコーミエとは対戦経験がないので挑戦者の負傷等によりタイトル挑戦のチャンスが回ってこないとも限らないポジションだが、それもこの試合に勝てればの話。
サークノフはメインカード唯一のカナダ在住ファイター。ラトビア生まれで13歳の時に一家でカナダに移住。柔道ベースの選手で、UFCでは3戦続けてデビュー戦の相手をフィニッシュ。4戦目でランカーのニキータ・クリロフにギロチンで一本勝ちしたが、そこで契約で揉めて一時フリーエージェントになっていた。そのまま他団体流出するかと思われたが、契約がまとまり復帰。しかしその初戦でヴォルカン・オズデミアにパンチで前に出たところにカウンターの一発をもらい、まさかの秒殺KO負け。勝ったオズデミアが来月コーミエのタイトルに挑戦するということを考えても、痛い1敗だった。
先に手を出すサークノフ。左ミドル。ジャブ。テイシェイラ飛び込んで右。プレスの掛け合い。ガンガンパンチを入れるサークノフ。右がヒット。さらにハイ。テイシェイラ四つに組むとダブルアンダーフックからテイクダウン。倒すとバックに。バックマウントからチョーク。アゴの上でパームトゥパーム。決まらないがバックマウントでうつ伏せにして体を伸ばすとパウンド。身動きが取れずに打たれるサークノフ。レフェリー止めた。
解説席のコーミエにアピールするテイシェイラ
スタンドで押された時には勢いと年齢の差かと思われたが、テイクダウンしたら一方的に。