フライ級トーナメント一回戦。
フライ級キング・オブ・パンクラシストの仙三は昨年2月に若松とのファイト・オブ・ザ・イヤー級の激闘を制し王座防衛に成功したが、拳の負傷により長期欠場。今回はアンドリュー・レオーネの直前の欠場の代役として、わずか2週間前に出場が発表された。準備期間やONEの判定基準に対する対応力に不安が残る。
フィリピンのチーム・ラカイに所属するダニー・キンガドは2017年11月に当時王者のアドリアーノ・モライシュに敗れたのが唯一の黒星。その後は4連勝中で、直近2試合では同じくトーナメントに出場する若松・和田に勝利している。
仙三いつも通りサークリング。飛び込んで右。さらに左。ちょっとバランスを崩したキンガドだが、仙三が飛び込もうとしたところで体勢を立て直した。キンガドのローでスリップダウンした仙三に飛び膝。仙三またパンチを入れる。キンガドタックル。切れずに尻餅をついた仙三。キンガド片足フックしてシングルバック。立とうとする仙三からバックマウント。四の字バックに。仙三反転して上に。キンガドすぐにまたタックル。がぶってパンチ・肘を入れる仙三。キンガドなおもボディロックして倒した。仙三立った。肘。パンチを打ち込む仙三だがキンガドまたタックル。テイクダウン。仙三立った。ややふらつきながらパンチを打ち込む仙三。ゴング。
2R。疲れが見える仙三。飛び込みにパンチを合わせられダウンしたがすぐ立った。また飛び込んでパンチを入れる仙三。キンガドもパンチを合わせていく。キンガドカーフキック。仙三は右を打ち込んでいく。またカーフキックを入れたキンガド。仙三シャッフルから飛び込んで右を打ち込んだ。右を打ち込んだ仙三。もらったキンガドが背中を見せて距離を取る。仙三追いかけるがキンガドカウンターのタックル。がぶった仙三。スクランブルから上の取り合い。仙三がぶったが立つ。両者消耗。仙三飛び込むがキンガドまたタックル。ゴング。
ここまでややキンガドペース。
3R。飛び膝からパンチを打ち込んだ仙三。キンガドも右を返す。カーフキック。ちょっと体が流れた仙三。パンチで飛び込んだがバランスを崩した仙三。またカーフキックをもらう。パンチを打ち込むキンガド。仙三飛び込んだがかわされた。キンガドタックル。組んで投げる。こらえた仙三が逆にバックを取った。ハーフバック。しかし前に落とされた。仙三立つ。残り2分。仙三テンカオ。パンチで出る仙三。キンガド嫌がって下がる。しかし出ていく仙三がバランスを崩し腕を取られかける。回転して立った仙三。出ていく仙三だが手が出ない。キンガドのバック肘にバックを取った仙三。背中に乗ってチョーク。取ろうとしたがゴング。
どちらに入ってもおかしくないが、最後のチョークはレフェリーに取ってもらえるかは微妙。
判定3-0でキンガド勝利。
準備期間がない中で健闘した仙三だったが、3Rにぐらつかせたところで畳み掛けられなかったのが響いた。
