ウェルター級。
グラップラーのサンダースだが、ここ数戦はダウンを喫することが多くなり直近5戦は1勝4敗。地元フロリダ出身・在住。負ければリリースの可能性が高い。
佐藤はパンクラスで4連続KO勝ちし元UFCファイターのグライコ・フランサとの王座決定戦に臨んだものの、KO寸前まで追い込みながら仕留めきれず、4Rに逆転一本負け。前戦ではオーストラリアのマット・ベイル相手にパンチでダウンしKO寸前まで追い込まれながら、肘でダウンを取り返してのKO勝ち。タイトル戦で負けたのでUFCとの契約はまだ遠いと思われていたが、以外にも久々のUFC新規契約日本人選手に。海外での試合は初となるが、会場に近いカマル・ウスマンなどが所属するHARD KNOCKS 365には2年続けて1ヶ月の出稽古に行っており、慣れ親しんだ場所での試合になったのは幸運。
右フックを打ち込むサンダース。佐藤じわじわ出ていくがまだヒットはない。ロー。前に出てくる佐藤にサンダースがパンチ、ローを入れていく。サンダースが飛び込んで組もうとしたが佐藤は離れて組ませず。サンダースが首相撲に捕らえて膝を入れる。引き剥がした佐藤。慎重な佐藤。まだ攻撃らしい攻撃が出ていない。飛び込もうとしたところにサンダースのジャブをもらいちょっと効いた。下がった佐藤。サンダース深追いはせず。佐藤のパンチがようやくヒット。組みに来るところにカウンターを狙う。佐藤プレスして左を入れる。前に出るとサンダース組むが引き剥がした。首相撲になるとサンダースが膝を入れていく。佐藤も首相撲で勝負をしようとするが組み勝っているのはサンダース。ケージに押し込んで膝を入れるサンダース。ホーン。
1Rサンダース。気負いや緊張からか、手数が少ない佐藤。
2R。ジャブ、左を入れる佐藤。1Rよりは手数の意識が見える。左がヒット。ワンツーが入りサンダースダウン！インサイドから振りかぶって肘連打！ガンガン入りレフェリー止めた！
ストップ後、無理に立とうとして転倒するサンダース。フィニッシュ前の打撃は右で相手のガードを開けての左ストレート。1Rは固かったが、2Rはいつもどおりの力が出せた。
試合後のインタビューで、交通事故で亡くなった同門の秋葉尉頼へ勝利を捧げるとコメントし涙ぐむ佐藤。試合内容には納得していないが弾みがつく結果になったので次もKOしたいとコメント。
