ライト級5分5R。アイアキンタ4位、セラーニ8位。
長期欠場を挟みながらも5連勝（うち4KO）していたアイアキンタ。昨年4月、計量当日に王者ヌルマゴメドフの対戦相手が相次いでキャンセルされ、紆余曲折を経てアイアキンタに初のタイトルに絡むチャンスが回ってきたものの、体重オーバーのため仮に勝ってもアイアキンタは王者になれず、結局敗れてしまった。12月にはケビン・リーとの対戦で僅差の判定勝ち。ランキングも急上昇した。
セラーニはウェルター級で4連続フィニッシュ勝利しタイトル挑戦も近づいたが、直前でホルヘ・マスヴィダルにKO負け。UFC最多22勝、最多16フィニッシュ勝利、最多16ボーナスなど数々の記録を持っているベテラン。
間合いを詰めてローを入れたアイアキンタ。セラーニも出てパンチを打ち込む。ミドルを入れるアイアキンタ。さらにワンツー。ロー。セラーニもパンチで飛び込む。飛び込もうとするアイアキンタに左ハイを打ち込んだセラーニ。ワンツー。ロー。アイアキンタの右をかわす。アイアキンタアッパーから右フック。残り1分。セラーニ左ハイ。シングルレッグに来たアイアキンタに右ミドルを合わせたセラーニ。ホーン。
ヒット数がほぼ互角の1R。印象ではややセラーニだが、判断が分かれそう。
2R。ローを蹴るアイアキンタ。セラーニ飛び込んで肘。ジャブ合戦。セラーニのローでバランスを崩すアイアキンタ。アイアキンタ左ボディから右フックがヒット。打ち返すセラーニにまた右がヒット。セラーニワンツー。アイアキンタの右ハイはガード。ローを蹴るアイアキンタにローを打ち返す。残り1分。アイアキンタがパンチで出る。右が入ってちょっとぐらついたセラーニ。ホーン。
2Rもヒット数はほぼ五分だが、最後の印象でアイアキンタ。
3R。セラーニの右ハイは空振り。ジャブを突くセラーニ。左ミドルの打ち合い。アイアキンタ飛び込んで右がヒット。左ミドル。アイアキンタシングルレッグに入りかけたがすぐ離れる。セラーニの左アッパーがヒット。間合いを詰めるがアイアキンタの右をもらう。左ミドル。さらに左ミドルを放つと軸足を蹴ったアイアキンタ。セラーニのバランスが崩れたところにパンチを打ち込む。アイアキンタの飛び込み際にカウンターのジャブが入り、アイアキンタダウン！セラーニすかさずインサイドからパウンド連打！ホーン。
3Rセラーニ。
4R。セラーニの前蹴りが顔面に入りアイアキンタダウン！上になりバックを狙ったセラーニだがアイアキンタスクランブルで立った。だいぶダメージが蓄積してきているアイアキンタ。間合いを詰めるが手が出ない。左フックからアッパーをヒットさせたセラーニ。パンチのラッシュで出るセラーニ。距離を取り凌いだアイアキンタ。セラーニのローをキャッチしたが倒せず。ホーン。
4Rセラーニ。
5R。アイアキンタ逆転を狙い出ていく。しかしセラーニの鋭いジャブがヒット。右を打ち込んだアイアキンタだが浅かったか。セラーニの蹴りをキャッチしてまた右を打ち込む。アイアキンタのパンチも入っているが引かずにそれ以上のパンチを入れていくセラーニ。セラーニのローをキャッチしシングルレッグを仕掛けたアイアキンタだが切られる。残り1分。残り30秒でギアを上げたセラーニ。パンチ連打で出る。飛び膝をタックルでくぐったアイアキンタだが、そのまま下になる。セラーニがパウンドを落とそうとしたところでタイムアップ。
49-45×2、49-46の3-0でセラーニ勝利。
タイトル再挑戦に向けて大きく前進。
