格闘技徒然草

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UFC239:第5試合・クラウディア・ガデーリャ vs. ランダ・マルコス

女子ストロー級。ガデーリャ5位、マルコス14位。

Invictaで現RIZIN王者の浜崎朱加をKOしたガデーリャ。UFCでもヨアンナのストロー級王座に挑戦したが僅差判定負け。前回も下位ランカーのニーナ・アンサロフとの対戦だったが、アンサロフのアウトボクシングに攻めあぐねて判定負けした。柔術黒帯。

マルコスはUFC参戦後に引き分けを挟んで負けと勝ちを繰り返しており、ここまで5勝5敗1分け。イラク生まれのカナダ育ちで、バックボーンはレスリングと柔術。こちらもアンサロフには敗れているが、タックルを切られて打撃を入れられる展開での敗戦。ローカル時代の4勝のうち3つが腕十字での勝利。UFCではすべて判定だったが、前戦でアンジェラ・ヒル相手に腕十字で一本勝ちした。

打撃でプレッシャーを掛けていくガデーリャ。マルコス低い構えで距離を取るがケージまで下がったところでガデーリャが飛び込みワンツー。出られないマルコス。パンチ、ハイを入れていくガデーリャ。マルコス何もしない。残り1分半でようやくパンチで出たがすぐ下がる。ガデーリャがパンチで出るとクリンチアッパー連打。パンチで引き剥がしたガデーリャ。また距離を取るマルコス。残り30秒を切ってようやくステップしながらジャブを出し始めたマルコスだがホーン。

1Rガデーリャ。マルコス攻めが少なすぎるし、最後の攻めも遅すぎる。

2R。また距離を取るマルコスだが今度はジャブを出している。踏み込んで左フックをヒットさせたガデーリャ。マルコス前に出てパンチを入れる。ようやく前に出始めたマルコスだがまだ手数は少ない。ただガデーリャももともと手数が少なく、このラウンドは手数に差がない。ガデーリャが飛び込んでワンツー。組んでパンチを入れ合う両者。離れた。マルコスバックブロー。ガデーリャ右フック。残りわずかでタックルに入ったガデーリャ。タイミングは良かったがケージでこらえるマルコス。ホーン。

2Rは微妙。

3R。また距離を取るマルコス。距離が詰まるとジャブを出す両者。見合いが続く。時折単発のパンチを入れるだけの両者に会場からはブーイング。両者来い来いとアピール(お前が行け)。ヒット数でリードしているガデーリャはカウンター待ち。マルコスが出てきたところにパンチを入れる。マルコス左右にステップするだけで出ない。勝っている計算?ガデーリャも当然出る必要はない。ホーンと同時に両手を上げるガデーリャ。ちょっと遅れてマルコスも勝利アピール。しかし観客はブーイング。

三者ともフルマークでガデーリャ勝利。マルコスも納得行っている様子。

全然勝とうという意志が見えなかったマルコス。ガデーリャもリスクを冒さなかったため、盛り上がらない試合に。