格闘技徒然草

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UFC239:第7試合・ギルバート・メレンデス vs. アーノルド・アレン

フェザー級

Strikeforceの絶対王者として鳴り物入りUFC参戦したメレンデスだが、1勝5敗と結果を出せなかった。初戦のベンヘン戦は接戦だったが、次戦のディエゴ・サンチェス戦で判定勝ちしたのが唯一の白星。その後3連敗すると、修斗時代のフェザー級に階級転向。しかしジェレミー・スティーブンスのカーフキックで序盤に足を破壊され、その後は根性で立っているだけだった。37歳で、負ければリリースか引退勧告の可能性が高い。昨年アレン戦が組まれていたが負傷欠場し、1年10ヶ月ぶりの試合となる。

UFCデビュー戦がドイツ大会、その後の4戦はすべて地元イギリスでの試合だったアレン。ここまでUFC5戦全勝で、初のアメリカでの試合に。もっとも、過去にもアメリカでの試合は組まれているが、負傷やビザの問題などで欠場している。そのため2015年デビューながら、今回が初めての年間2戦目となる。5連勝とはいえ、その時点で勝ち越していたのはマクワン・アミルカーニのみ。5勝のうち、フィニッシュした2回は、いずれもテイクダウンされリカバリーできず劣勢な展開から3Rにチョークで逆転勝利したもの。戦績はいいもののランカーとの対戦のチャンスはつかめていない。しかしながらオッズでは大差のフェイバリット。

パンチを打ち込むメレンデス。アレン左ボディ。もう一発。左が顔面にヒットしよろけたメレンデスだがパンチで出る。アレンの左をもらいまくってるメレンデス。ジャブもヒット。何度も左ボディを打ち込むアレン。メレンデス明らかに効いてる。メレンデスの足をすくって倒したアレンだが立たせる。パンチで出るアレン。メレンデスの右がヒットするが出ていく。左ボディから右ストレート。アレンどんどんプレスする。ケージに詰めて肘。離れた。アレンの打撃をガードを固めて凌ぐメレンデス。アレンはバックスピンキック。ホーン。

1Rアレン。正直逆転の目が見えないメレンデス。

2R。右を打ち込んだメレンデスだがアレンがまたパンチで出る。ワンツー。メレンデス打ち返しているものの劣勢。しかしアレンも1Rほどには手が出てない。アレンのパンチをブロッキングで凌ぐメレンデス。残り1分。ハイを入れるアレン。ガードするメレンデス。ホーン。

2Rはギアを落とした感があるアレンだがやはり手数で上回っている。

3R。前に出て組み付いてきたメレンデスだがアレンがダブルアンダーフックで押し込む。タックルに切り替えテイクダウン。メレンデスのガード。アレン立った。打撃戦。アレンのパンチをブロッキングして返していくメレンデスだが消耗している。表情が苦しそうで何度も口を開いている。アレンカーフキック。残り90秒。圧を強めてきたアレン。メレンデスはケージ際をサークリング。勝つにはKOが必要だが、もはやフィニッシュされないことに意識が向いているか。メレンデス最後にワンツーをヒットさせるとアレンが前に出てラッシュ。タイムアップ。

終了と同時にマウスピースを投げ捨てたアレン。

三者フルマークでアレン勝利。

1RはKOできそうだったアレンだったが、2R以降は安全運転に切り替え勝利。メレンデスほぼ何もできず。