格闘技徒然草

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UFC on ESPN5:第1試合・ミランダ・グレンジャー vs. ハンナ・ゴールディ

女子フライ級。UFC初参戦対決。

キャリアは浅いがともにMMA無敗。27歳のグレンジャーはここまで6戦全てフィニッシュしての勝利で、1試合だけ2Rにもつれ込んだが後は1Rフィニッシュ。そうなると問題は相手のレベルがどうなのかだが。6勝のうちKO勝ちが1試合で、あとは一本勝ち。

ゴールディも27歳でMMA5戦全勝。6月のコンテンダーシリーズで勝利し、早くもUFCデビューが決まった。グレンジャーと違い、キャリアではKO勝ちが1度だけで、後はすべて判定。ニックネームは「クイーン・オブ・スパルタ」だが、これは夫で元UFCファイター・アレックス・ニコルソンのニックネーム「ザ・スパルタン」に由来する。3年前、ニコルソンはUFCデビュー戦の公開計量の時に、当時まだアマチュアMMAファイターだったゴールディに公開プロポーズを実施して結婚している。ニコルソンは1勝3敗ですでにUFCをリリースされたが、それから3年経ち、まさか自分が選手としてUFCの舞台に立つとは思っていなかっただろう。なお、ニコルソンも未だに現役のファイターで、現在はPFLに出場しており、来週同じニュージャージー州で行われるPFL6に出場予定となっている。

つめてくるグレンジャーにゴールディの左がヒットする。それでもグレンジャー出ると組んでケージに押し込んだ。肘を入れて離れる。また間合いを詰めるグレンジャー。ゴールディ下がって距離を取りカウンターを入れる。間合いを広く取るゴールディだが離れすぎて両者の打撃がヒットしない位置。グレンジャーは中央を取り待ち構える。出てきたゴールディにワンツーを打ち込みケージに押し込む。四つで膝の打ち合い。四つの体勢から膝を高く上げ顔面にヒットさせるグレンジャー。引き剥がしたゴールディ。ホーン。

1Rグレンジャー。

2Rも距離を取るゴールディだが、追いかけても距離を取られるためグレンジャーはまたカウンター待ちに。入ってきたゴールディにパンチがヒット。グレンジャー自ら出たがゴールディの打撃をもらう。両者打撃がヒットしない場合で牽制のフェイントを出すだけの展開。あっという間に残り1分。お互い明確な攻めがないが展開変わらず。最後にゴールディのサイドキックが顔面にヒット。ホーン。

2Rは僅差。ややゴールディの方が印象的な攻めは多かったが手数は五分。

3R。明確に取ったラウンドがないゴールディはやや先に手を出すようになった。まあ今更攻めても判定勝ちはないかもしれないのだが。グレンジャーの方が距離を取り蹴りで牽制。グレンジャーにしても2Rは取った保証がないので3Rは攻めないといけない。前に出てパンチを出したグレンジャーだがゴールディかわす。距離を取って打ち合わない展開が続く。2Rも両者のヒット数が五分で少ないまま残り1分。残り20秒で前に出たグレンジャーがパンチをヒットさせると四つに組んで膝。離れた。最後にゴールディがパンチで出るが距離を取り付き合わないグレンジャー。タイムアップ。

判定三者フルマークでグレンジャー勝利。

ゴールディは特に意外そうな表情も見せずに拍手で勝利を称えるが、負けているとわかっていたならもっと展開を変える努力が必要だったのでは。