格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN+18:オッズ/予想と展望

ジャック・ハーマンソン 1.43
ジャレッド・キャノニア 2.95
マルク・マドセン 1.17
ダニーロ・ベルアルド 5.50
グンナー・ネルソン 2.25
ギルバート・バーンズ 1.69
イオン・クテレバ 2.15
カリル・ラウントリー 1.74
ミハエル・オレクシェイチュク 1.43
オヴァンス・サン・プレー 2.90
ニコラス・ダルビー 2.35
アレックス・オリヴェイラ 1.65
アレン・アメドフスキー 1.83
ジョン・フィリップス 2.00
アレッシオ・デ・キリコ 2.25
マフムド・ムラドフ 1.69
シアー・バハドゥルザダ 2.60
イスマイル・ナウルディエフ 1.54
ブランドン・デイヴィス 1.71
ギガ・チカジ 2.20
メイシー・チアソン 1.26
リナ・ランズバーグ 4.15
ランド・バンナータ 2.35
マーク・ディアキーシー 1.65
ジャック・ショア 1.61
ノウリン・ヘルナンデス 2.45

UFC初のデンマーク大会。この大会の発表前の時点で、UFCと契約するデンマーク人ファイターはゼロ。この状況で、地元がどれだけ盛り上がっているかは不明。最近UFCが初めて行くところはたいていご当地選手が少ないが、よく考えると地元ファイターが多い国にはすでに進出済みだった。

メインはミドル級のぽっと出ランカー同士の対決。ハーマンソンはレスラーで、それまで中堅で勝ったり負けたりするランクの選手だったが、元WSOF王者デイヴィッド・ブランチに1Rギロチンチョークで秒殺するアップセット勝利。ややたまたまにも見えたが、次戦ではヨエル・ロメロの欠場で対戦相手が浮いたホナウド・ジャカレイと初のメインで対戦すると、スタンドで距離を取りパンチを当て続け、要所でテイクダウンも奪いまたしてもアップセット勝利。ランキングも一気に5位まで上がった。

相手のキャノニアも、代役で組まれたブランチ戦でKO勝ちしてランキング入りすると、前回はブラジル大会でレジェンドのアンデウソンの足をローで破壊し(アクシデントっぽくもあったが)勝利。元はヘビー級で、ライトヘビー、ミドルと落としてきた。ハードパンチャー。

ともにフィニッシュ率が割と高いが地味な中堅ポジションだったのが、デイヴィッド・ブランチに勝利しランクイン→ブラジルのレジェンドに勝利してトップランカーになったところが共通している。

元ヘビー級の重い打撃が武器のキャノニアだが、重量級時代はグラウンドに穴があった。ミドル級になってからの2戦ではまだその展開になっていないが、欠点が克服されていなければハーマンソンとは相性が悪いか。

ハーマンソン判定勝ち。

セミでは地元デンマークのマーク・マドセンがUFCデビュー。UFC再デビューするニコラス・ダルビーとマドセンの2人だけが地元出身。いきなりセミでのデビューだが、単に地元というだけでなく、デンマーク史上最高のレスラーであり、オリンピックに3度出場した上、2016年のリオ五輪ではグレコ76kg級で銀メダルを獲得している。ニックネームはそのままオリンピアン。リオ五輪の前にMMAデビューしていたが、五輪に専念するため一時休業。五輪後に本格的にMMA転向し、ここまで8戦全勝。

ただし、世界レベルの相手との対戦経験はない。前戦は同じデンマーク人のプロボクサーで世界タイトルにも挑戦したことのあるパトリック・ニールセンと対戦し1Rチョークで一本勝ちしたが、ニールセンはMMA経験なしだった。年齢も35歳で、それほど長くできるとは思えない。相手はUFC0勝1敗のイタリア人・ダニーロ・ベルアルド。オッズは大差でホームのマドセンを支持しているが、正直試合を見てみるまでは海のものとも山のものともつかない。

ヨーロッパのデンマーク開催ということで、第1試合は土曜の24時(日曜の0時)。前日はBellatorのダブリン大会があり、日本時間昼にDAZNで録画中継され、翌日の昼もBellator228がDAZNで生中継される。夕方からはパンクラスと、いつ寝たらいいかわからない編成になっている。

全部速報します。