格闘技徒然草

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UFC244:第3試合・ケイトリン・チューケイギアン vs. ジェニファー・マイア

フライ級だったがマイアが1.2ポンドオーバーでキャッチウェイトに。チューケイギアン1位、マイア5位。

アーリープレリムだが、1位と5位の対戦で次期挑戦者決定戦であってもおかしくなかった。しかし、マイアの体重オーバーによりどういう扱いになるかは微妙に。

お隣ニュージャージー在住のチューケイギアンはバンタム級で2勝1敗だったが、フライ級が設立されるとUFCデビュー前のフライ級に階級を戻す。そこから3勝1敗。負けた相手はその後王者シェフチェンコのタイトルに挑戦したジェシカ・アイ。UFCでの5勝はすべて判定決着。

マイアはシュートボクセ所属のストライカー。しかしテイクダウンされるとリカバリーがなく、下のままラウンドを落とすという欠点がある。前回のロクサン戦も体重オーバーで、これで2試合連続の計量失敗。これでは勝っても1ポンドオーバーも許されないタイトルマッチは組まれそうにない。ならば、UFCとしてはチューケイギアンに勝ってもらいたいところだろう。

ワンツーを入れたチューケイギアン。シュートボクセっぽいアップライトで背中を丸めた構えのマイアだが距離が遠く打撃がヒットしない。チューケイギアンが距離をキープしつつジャブや蹴りをヒットさせていく。マイア組んでケージに押し込んだ。膝を入れるがチューケイギアン引き剥がす。サイドキック。左ハイ。前に出るマイアだがチューケイギアンは下がって距離をキープ。前蹴りで突き放す。フックを振り回すマイアだが空振り。ホーン。

1Rチューケイギアン。

2R。パンチから左ハイをヒットさせたチューケイギアン。マイアのパンチは距離を取りかわす。また左ハイ。飛び込んで右アッパー。マイアは間合いを詰めてパンチを繰り出していくが、ほとんどかわされてクリーンヒットがない。かわしながら右を打ち込むチューケイギアン。顔面にサイドキック。ホーン。

2Rもチューケイギアン。

3R。マイア間合いを詰めると組んでケージに押し込み。が、押し込むだけで引き剥がされた。打撃戦ではやはりリーチのあるチューケイギアンが距離を取ってジャブや蹴りを入れていく展開で、マイアのヒットが少ない。またケージに押し込んだマイア。今度は尻クラッチからテイクダウン狙い。倒した。ハーフ。しかし残り1分。がっちり押さえ込んでいるマイアだがフィニッシュしようという動きは見えない。立ち上がるとチューケイギアンが足に絡んで足関狙い。ホーン。

判定三者29-28でチューケイギアン勝利。

距離を取っての打撃が冴えていたというのと、それに対してマイアが無策過ぎたというのが半々か。