格闘技徒然草

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UFC on ESPN+35:第4試合・アレクサンドル・ロマノフ vs. ロッキー・マルティネス

ヘビー級。

モルドバのロマノフはUFCデビュー戦。7月にも試合が組まれていたが、新型コロナウイルス陽性で欠場。さらに先週マルコス・ホジェリオ・デ・リマとのカードが組まれたが、試合当日に今度はリマが新型コロナウイルス陽性となり中止に。MMA11戦全勝の29歳で、全フィニッシュ(5KO・6一本勝ち)だが、ヘビー級は特にローカルイベントだとレベルが低いので珍しくはない。地元モルドバイーグルスFCでキャリアを積んでいるものの、相手のレベルは微妙。

DEEPメガトン級王者マルティネスは急遽UFCデビューが決定。グァム在住で、DEEPではシング・心・ジャディブとの王座決定戦に勝利しタイトル獲得。RIZINではジェロム・レ・バンナにカーフホールドで一本勝ち、ミルコには肘によるカットでTKO負けでトータル3勝2敗の戦績を残している。34歳でMMA15勝5敗2分け。

間合いを詰めるロマノフ。ミドルを入れるとケージに押し込みシングルレッグ。テイクダウン。ハーフから足関を仕掛けたマルティネスだが、足を引き抜かれて亀に。パウンドをもらうマルティネス。立ったがロマノフが豪快にジャーマン!カーフホールドで極めに行くロマノフだが抜けて立たれた。すぐにまた組み付きケージに押し込むロマノフ。シングルレッグで簡単にテイクダウン。ハーフから肘を入れるロマノフ。マウント。パウンド乱れ打ち。雑でヒットも少ないが逃げられないマルティネス。ニーオンに移行してパウンド。やはり雑。ブロックの上から殴っていてダメージが少ない。残り1分。肘。またマウントになり殴り続ける。アームバー。極まらず。またマウントに戻るがホーン。

1Rロマノフ10-8。しかしマウントパンチが雑すぎてフィニッシュできず。しっかりガードの合間を狙って打てばKO出来たのでは。スタミナ切れが心配されるが。

2R。打撃を入れるマルティネスだが、ロマノフがタックルに入ると簡単に倒される。テイクダウンディフェンスゼロ。またハーフ。パウンド・肘を休みながら入れるロマノフ。肩固めを狙ったが外れる。しかしマウント。自らサイドに出たロマノフ。またマウント。パウンド。雑の極み。それでもヒットはある。サイドに出てクルスフィックスに。ハーフから立とうとしたマルティネスだが上をキープしたロマノフが肩固めに。マルティネスタップ。

圧勝でUFCデビューを飾ったロマノフだが、マルティネスのTDDが酷すぎるのにかなり助けられていた。マウントを取ってからの攻めが雑すぎる。本来ならもっと早くフィニッシュできている内容。

マルティネスは何もいいところを見せられず。