格闘技徒然草

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UFC on ESPN+35:第8試合・ボビー・グリーン vs. アラン・パトリック

ライト級。

グリーンは6月からの4ヶ月で3試合となるハイペース。6月にクレイ・グイダに判定勝ちした後、8月にはランド・バンナータとの再戦でダウンを奪っての完勝。ファイト・オブ・ザ・ナイトを受賞した。バックボーンはレスリングで、打撃が得意な一方ローカル時代は一本勝ちも多かったものの、UFCではデビュー戦の2013年以来一本勝ちはない。今回はホドリゴ・バルガスの負傷により、わずか10日前に代役出場が決まった。

パトリックは約2年ぶりの試合。UFC戦績5勝2敗だが、2敗はいずれもKO負けで、5勝のうちUFCデビュー戦のKO勝ち以外は判定。テイクダウンは奪うがそこから固めるだけの試合が多い。UFCデビューは2013年だが欠場が多く、7年で8試合目。同じ2013年デビューのグリーンは14試合目となる。

いきなり組み付いてきたパトリックを潰して上になったグリーン。ハーフ。立ったパトリックがまたタックルへ。シングルレッグ。ケージでこらえたグリーン。ボディロックすると逆にテイクダウン。サイド。ケージ際で立ったパトリック、すぐまたタックルに。こらえて膝を入れるグリーン。逆にタックルに入りテイクダウン。パトリックガードから腕十字。しかし体をまたいで外したグリーン。再び上に。ハーフからパウンド。残り1分。ガードに戻したパトリックにインサイドから肘。下から蹴って立ったパトリック。打撃で出ていくがグリーンの右フックがヒットしバランスを崩す。ホーン。

1Rグリーン。パトリックは自らタックルに行くが、ことごとく逆にテイクダウンを取られている。

2R。パンチからタックルに入るパトリックだが、両脇を差されてまたテイクダウンされる。グリーンインサイドから肘。パウンドを入れつつハーフに。下から足関を狙うとグリーン立つ。すぐに追いかけてテイクダウンを狙うパトリックだが、グリーン引き剥がした。パンチからのタックルを読まれているパトリック。パトリックまたタックル。切られる。残り1分。出てくるパトリックをグリーンがパンチで組み付かせない。ホーン。

2Rグリーン。パトリックジリ貧。

3R。パンチで出るパトリックだが最後はやっぱりタックル。逆にテイクダウンを許す。すぐ足関を狙ったが、グリーン冷静にパスしてサイド。ケージで立ったパトリック。パンチで飛び込むがヒットせず。カウンターの右をもらう。パンチから組み付いたパトリックだがグリーンがバックを取る。パトリックスクランブルで上になるが、バックを狙ったところで立たれた。離れる。パンチで出たグリーンが左ハイをヒットさせるがまたタックル。一瞬倒したがすぐ立たれた。残り1分。パトリックのパンチをかわすグリーン。かわして右がヒット。さらにパンチで出るグリーン。逆転が必要だが下がるだけのパトリック。タイムアップ。

判定三者フルマークでグリーン勝利。

テイクダウンしたいパトリックだったが、スタンドレスリングが上回る相手にあまりにも無策だった。