格闘技徒然草

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UFC266:第3試合・コーディ・ブランデージ vs. ニック・マキシモフ

ミドル級。

両者UFCデビュー戦。ブランデージは19年4月にMMAデビューすると、昨年9月のコンテンダーシリーズにキャリア5戦で出場したが、ライトヘビー級でウィリアムナイトにKO負けでUFC契約ならず(ナイトは現在UFC2勝1敗)。階級をミドルに下げてローカルで試合をしていたが、カール・ロバーソンの欠場で試合わずか3日前にチャンスが回ってきた。D-2レスラーの27歳。

マキシモフはまだ23歳で、MMA6戦全勝。昨年11月のコンテンダーシリーズで判定勝ちしたがUFCとの契約ならず。その後はチェール・ソネンのグラップリングイベント・サブミッション・アンダーグラウンドで4月から7月まで毎月試合をしていたところ、UFCからの声がかかった。コンテンダーシリーズの試合はヘビー級だったが、もともとミドル~ライトヘビー級が適正。こちらもグラップラーだが、レスリング・極めのレベルはブランデージより上か。サノと同じくニック・ディアス・アカデミーの選手であるが、コンテンダーシリーズを経ての正当ルートでの出場。

パンチで出たブランデージにマキシモフがタックルに入るが切られた。さらにパンチで出る。マキシモフまたタックル。切られる。マキシモフの左がヒット。ブランデージはカーフキックを入れる。ワンツー。打撃の反応が悪いマキシモフ。しかしタックルからスタンドでバックを取る。テイクダウンを狙うがケージで耐えるブランデージ。シングルレッグへ。ブランデージキムラで凌いだ。離れる。テンカオから右を入れたブランデージ。またタックルに入るマキシモフ。切れずに足をクラッチされたブランデージ。またキムラを狙ったが両足を掬われ倒される。座った状態のブランデージにパウンドを入れる。ブランデージ立った。タックルに来たマキシモフをがぶりホーン。

僅差だがブランデージか。

2R。ブランデージがシングルレッグに入るが、片足クラッチした状態で動きが止まり、マキシモフがパウンドを入れバックに回る。バックマウント。パウンド。足のロックを外して殴るマキシモフ。ブランデージ立った。正対。ブランデージギロチンで引き込むが首を抜かれて下に。ちょっと安易だったか。バックを取らせた体勢で立とうとするが、マキシモフバックに。四の字バックからチョーク。腕を掴み外したマキシモフだがなおもバックマウント。ホーン。

2Rマキシモフ。

3R。大振りのパンチを放つブランデージ。ジャブ。マキシモフのタックルを切ったが、さらにもう一度タックルに入り足をキャッチされる。亀になるブランデージからバックを取ったマキシモフだが、ケージ際で立つブランデージ。マキシモフがまた足をすくって倒したがすぐ立つブランデージ。なおもタックルに来るマキシモフにブラウン肘。またバックに回るマキシモフ。またブラウン肘。スイッチから上を取った。ブランデージパウンド。肘。マキシモフ脇を差してスイープからバックに回るがすぐ立たれる。後ろに倒れるマキシモフだがブランデージこらえてパウンドを入れる。最後に上になりパウンドを落とすマキシモフ。ホーン。

ビジョンに客席で応援に来ているニック・ディアスが映り歓声が起こる。

3Rはブランデージ。1R次第か。

三者29-28でマキシモフ勝利。

スコアカードは1,2Rマキシモフ、3Rブランデージ。

マキシモフはレスリングで上回っての勝利だが、打撃の対処は今後に不安を残した。

ブランデージは1Rはタックルを切れていたが、2R以降はタックルにギロチンを仕掛けてポジションを悪くするなど、対処が雑だった。