格闘技徒然草

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PANCRASE327:第1部第3試合・田村一聖 vs. 三宅輝砂

フェザー級。田村6位、三宅9位。

UFCファイター、元フェザー級王者の田村も38歳。フェザー級タイトルを獲得したのは現RIZIN&DEEPフェザー級王者の牛久との王座決定戦でKO勝ちしてのもの。それが6年前。翌年の初防衛戦で王座から陥落すると、その後は  鈴木琢仁、堀江、中島、摩嶋、アキラ、中田と後にRIZINに出ることになる若手の壁役としての試合が続き、鈴木と堀江には勝ったが、あとは敗戦。ここ2戦はKO負けと、ダメージの蓄積もある。

昨年のネオブラ王者・22歳の三宅は祖根寿麻のZOOMER所属。しかしネオブラ後の初戦は、2年ぶりの復帰戦となる現ランキング1位亀井に打撃をもらう展開で、3Rにグラウンドに持ち込み攻めたが及ばずスプリット判定負け。

両者いきなり飛び膝!バックを狙う三宅、下に落とそうとする田村。下に落とした。ガードを取る三宅。インサイドから密着したままパウンドを入れていく田村。ハーフに。背中をつけたままの三宅。固めている田村。三宅立つ動きなく、下から細かいパンチを入れる三宅。ホーン。

1R三者田村。

2R。カーフキックを蹴る田村。三宅プレスしていく。ケージを背負わせる。サークリングする田村。タックルのフェイントを見せた田村だがプレッシャーを受けている。タックルを切った三宅。アッパーを入れる。しかし田村シングルレッグからケージに押し込みテイクダウン狙い。シングルレッグへ。ダブルアンダーフックに切り替えた。大内刈りでテイクダウン。ケージをつかって立とうとする三宅だがさせない田村。残り1分。倒されたままコツコツ殴る三宅。寝かせようとする田村。ホーン。

2R三者田村。

3R。プレスする三宅。田村の逃げ気味のタックルは切られる。またプレスする三宅。またタックル。切った。しかしKOが必要。田村タックル→切られるの繰り返し。三宅プレスするが手が出ない。田村タックル。がぶったがシングルレッグに入った。片足でこらえる三宅。倒した。しかしすぐに立った三宅。入れ替えた三宅。離れた!田村タックル。切ってバックに回った三宅。バックマウント。四の字バック。しかし時間が過ぎていく。チョーク。入らず。残り1分。田村は凌ぐだけでいい。残り10秒でパウンドに切り替えたがタイムアップ。

最後、もっと早く打撃で攻めていたほうが良かったのでは…。

ジャッジ三者29-28で田村が逃げ切り勝利。

田村もタックルを切られてかなり弱気な表情を見せていたが、組みで攻めた三宅が仕留められず。打撃でもっとダメージを与えていれば10-8でドローまではあったかもしれない。