格闘技徒然草

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UFC on ESPN+64:第1試合・エリス・リード vs. サム・ヒューズ

女子ストロー級

リードは昨年7月に代役でUFCデビューしたが、その時は階級上のフライ級で、2階級上のバンタム級ランカーのシジェラー・ユーバンクスにテイクダウンされると一方的に攻められ1Rパウンドアウトで完敗。本来のストロー級に戻した3月の2戦目はUFC1勝0敗のコーリー・マッケナにテイクダウンは奪われたものの、打撃のヒットで上回りスプリット判定勝ち。

ヒューズはUFCデビューから3連敗。判定負けした試合も2Rまで取られているのに3Rフィニッシュを狙う素振りを見せないまま負け。しかし4度目のチャンスとなった前戦はONEでタイトル挑戦経験のあるUFC0勝1敗のイステラ・ヌネスにテイクダウンしてパウンドを打ち込むと、ヌネスに立ち上がる動きがないのに助けられ判定勝ちでようやくUFC初勝利。高校・大学時代は陸上をしており、MMAのトレーニングを始めたのは23歳と遅いが、プロデビュー後2年でUFCとの契約を果たしている。現在29歳。

パンチの打ち合いから四つに組んだヒューズがダブルアンダーフックからテイクダウン狙い。ケージでこらえるリード。差し返して凌ぐと肘を入れて離れた。サイドキックを放つと右をヒットさせたリード。パンチで攻勢。ヒューズまたタックルへ。ケージまで押し込むと尻クラッチでテイクダウン。パウンドを落としながらパスを狙うが、リード下から殴り返す。パスできずガードから自ら立つヒューズ。リードの立ち際に組みついた。またテイクダウン狙い。ダブルアンダーフック。倒せないが膝を入れていく。ホーン。

1Rヒューズ。

2R。打撃で出たリードにすぐ組んだヒューズ。ボディロックからすぐにテイクダウン。サイド。ガードに戻そうとするリード。ヒューズはがっちり押さえ込みながらパウンドを入れる。ハーフ→ガードまで戻したリードだが、ヒューズ密着したままボディを殴る。下からリカバリーできないリード。ヒューズが自ら立つが寝たままのリード。ヒューズパス。サイドからマウントへ。残り30秒。体を起こしてパウンドを入れるヒューズ。肘連打。ホーン。

2Rヒューズ。

3R。プレスしていくヒューズ。リードがケージ際まで下がるとタックル。簡単にテイクダウン。すぐにサイドへ。リードサイドを取られた体勢でギロチンに抱えるが外される。サイドからマウントを取ったヒューズだが、逆サイドに移行。足を絡めたいリードだがサイドをキープするヒューズ。またマウントへ。肘。パウンド。ブリッジするだけのリード。肘連打が入りレフェリー止めた。

ポジショニングで圧倒したヒューズ。3連敗から2連勝。

リードは徐々にテイクダウンディフェンスやポジションキープが弱まり、最後は一方的だった。