格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ABC3:第10試合・リー・ジンリャン vs. ムスリム・サリコフ

ウェルター級。ジンリャン14位。

現中国人ファイターでは最古参UFCファイターのジンリャン。ハードパンチャーで、現在勝った試合では3試合連続KO勝ちしてパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞している。昨年10月には超新星のハムザト・チマエフの初となるランカー挑戦で受けて立ったが、タックルからテイクダウンを奪われ。パウンドからのチョークで秒殺一本負けを喫した。

ロシアのサリコフは38歳でこれがランカー初挑戦。UFCデビュー戦こそ一本負けしたが、そこから5連勝している。散打で5度の世界王者になっており、ニックネームはキング・オブ・カンフー。サイドキックやバックスピンキックなどが主体のストライカー。前戦ではライト級から上げてきたベテランのフランシスコ・トリナウド相手に強い打撃をヒットし続けて判定勝ち。

この階級にしては腹回りが緩めのサリコフ。いきなりバックスピンキックをヒットさせた。ジンリャンがワンツーで飛び込んだがかわす。ジンリャンカーフキック。ジンリャンのローに合わせてタックル。テイクダウン。ガードを取るジンリャン。パウンドを落とすサリコフにジンリャンは下から蹴って立たせる。離れたところで立ちスタンドへ。またバックスピンキックを放つサリコフ。飛び込んできたサリコフにタックルに入るが切られた。サリコフのバックブローは空振り。残り1分。またバックスピンキック。ジンリャンもパンチを振り回すが大振り。残りわずかでタックルに入ったがホーン。

1Rサリコフ。

2R。ジンリャンの蹴りをキャッチしてパンチを入れたサリコフ。そのまま倒したが、グラウンドには行かず立たせた。出ていくジンリャンだが、サリコフに距離を取られてパンチの間合いに入れない。ジンリャンタックル。ボディロック。テイクダウン。ハーフで固める。が、簡単に立たせてしまった。飛び込んできたサリコフにボディブローを返すジンリャン。サリコフ右。バックスピンキック。間合いを詰めるサリコフ。バックスピンキックは空振り。ジンリャンの右がヒット!ぐらついたサリコフ。詰めていくジンリャン。組み付くサリコフを引き剥がして殴る。サリコフまたタックル。切った。ケージに詰めたジンリャン。右を打ち込むとサリコフもんどりうってダウン!肘連打!KO!

ビッグヒットは全部右。なかなかパンチが当たらなかったが、一発当てれば倒すパワーがある。