格闘技徒然草

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PANCRASE340:第3試合・田嶋椋 vs. 笹晋久

バンタム級。田嶋5位、笹6位。

田嶋は4月の中島との王座統一戦では、最後まで全く攻めず、オープンスコアで判定負けが決まった状況でも攻めないままに判定負け。暫定王座を獲得するまでは打撃の強さを武器に強気で攻めるスタイルだったが、心の弱さを露呈した。24歳。

笹は4月にパンクラスデビュー。初戦は対戦相手が見つからなかった田中路教の相手を務め、完敗だったがフィニッシュは許さなかった。9月の前戦は矢澤からテイクダウンを狙い続ける展開で、矢澤の武器のパンチを封じての判定勝ち。33歳。

笹がパンチで出る。左を打ち込むが、田嶋組み止めてケージに押し込む。ダブルアンダーフック。テイクダウンし尻餅をつかせる。その体勢でパンチを打ち込んだ田嶋。笹立ったがなおもケージに押し込んでいる。差し返してまたダブルアンダーフックにした田嶋。大内テイクダウン狙い。こらえる笹。テイクダウンを狙いつつ膝を入れるがレフェリーブレイク。いい組みの体勢だったのでブレイクしないでいいと思ったが。笹が左を打ち込む。左ハイ。田嶋は相手の間合いの外からパンチを出していく。笹の飛び込むタイミングでタックルに入ったが、笹切った。四つに組んだが田嶋がパンチを入れて離れる。笹が間合いを詰めてタックルに。両足を束ねて尻もちを着かせる。レッグマウント。殴ろうとする笹だが、組みが緩んだところで田嶋立った。離れ際にパンチを入れる。ホーン。

オープンスコア1R三者田嶋。

2R。開始と同時にタックルに入った笹だが、田嶋脇を差して入れ換えて上に。押さえ込まずパンチを打ち込む田嶋。笹立ったがケージに押し込む田嶋。笹首相撲から膝を入れるが、田嶋アッパーを返す。笹の膝と田嶋のアッパーの打ち合い。強い膝を出した瞬間に田嶋タックルへ。倒しかけたが、笹入れ換えて逆にシングルレッグを狙う。田嶋片膝を着いて首を抱えて耐えている。ダブルレッグに切り替えた笹。倒そうとするがこらえる田嶋。残り1分。こらえながら肘を入れる田嶋。レフェリー今度はブレイクをかけないまま。ホーン。

二者田嶋、一者笹。笹はフィニッシュが必要に。

3R。打撃で詰めた笹。田嶋逃げ気味のタックルだが四つに組んでケージに押し込む。大内テイクダウンを狙ったがこらえた笹。離れた。左右のパンチを放ち田嶋をケージまで追い込むとまたタックル。しかし田嶋四つで組み止めてケージ際に。離れた。笹飛び膝。ヒットせずシングルレッグに切り替えてテイクダウン。すぐ立った笹。膝を入れる笹に田嶋シングルレッグ。こらえた笹。笹離してパンチを入れると田嶋タックル。やや逃げ気味で切られたが、すぐにパンチに切り替えるとタックルへ。こらえた笹が逆にテイクダウンを狙うとまた首を抱える田嶋。極めを狙うというより時間稼ぎ。残り30秒。笹離れてパンチを入れる。田嶋のタックルに膝を合わせる。タイミングは良かったがクリーンヒットせず田嶋シングルレッグへ。こらえた笹。タイムアップ。

判定29-28×3で田嶋勝利。

2R笹に入れたジャッジが3Rは田嶋?

要所で反応の良さ、動きの良さを見せていた田嶋だったが、笹の打撃には逃げ気味で、今回も勝負する姿勢は見えなかった。また格上と対戦するに当たっては不安が解消されず。