格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC300:第11試合・ジャスティン・ゲイジー vs. マックス・ホロウェイ

ライト級5分5R。BMFタイトルマッチ。ゲイジー2位、ホロウェイはフェザー級の2位。

一応、ゲイジーが昨年7月にポイエーをKOして獲得したBMFタイトルの防衛戦という扱い。もっとも、公的なタイトルマッチではないので、計量では1ポンドのオーバーが認められている(両者とも1ポンドオーバーでクリア)。

ゲイジーは2022年5月にチャールズ・オリベイラのタイトルに挑戦。パンチでダウンを奪いながらも、オリベイラのパンチでダウンを奪い返され、チョークで逆転負け。その後フィジエフに判定勝ち後、ポイエーとのBMFタイトル戦では1R打撃で押される展開から、2Rに右ストレートからの右ハイでKO勝ち。ライト級王座には前王者オリベイラが先に挑戦権を掴んでいたが、アブダビ大会でのタイトル戦は直前で欠場し、順番が回ってこない中で記念大会でのスーパーファイト出場を決めた。35歳。

フェザー級王者ホロウェイだが、この10年、フェザー級では唯一前王者ヴォルカノフスキーにだけ勝てない展開が続いた。すでに3度敗れており、ランキング1位をキープしてもなかなか4回目挑戦の機運が高まらない中で、ライト級に上げてのBMFタイトル挑戦を決意。が、ヴォルカノフスキーがイリア・トプリア戦でKO負けして王座陥落したことで、再びタイトル挑戦の可能性が浮上してきた。とはいえ、ここで勝てばライト級でもトップランカーとなり、ライト級王座に挑戦する権利を持つことになる。5年前に直前の代役でライト級に上げてダスティン・ポイエーに判定負けしているが、今回は準備期間が十分あり、ライト級の体格を作ってからの挑戦となる。35歳。

右フックで詰めるゲイジー。カーフキック。またカーフ。ジャブを見せるホロウェイだがまだ間合いの外。またカーフを蹴るとホロウェイスリップダウン。すぐに立った。飛び込んで左を入れたホロウェイ。ゲイジーワンツー。お互いの右がヒット。またゲイジーのカーフ。ホロウェイ右アッパーから左。またカーフ。残り1分。右アッパーで飛び込んだホロウェイ。ワンツー。ゲイジーもワンツーを返した。飛び込もうとしたゲイジーが足をすべらせてスリップ。残りわずかで詰めたゲイジーにホロウェイのバックキックがヒット。バランスを崩したゲイジー。ホーン。

1R手数でホロウェイ。

2R。お互い右を打ち込む。右ミドル。ゲイジーカーフキック。左右のパンチを出したゲイジーだが、ホロウェイの出した手が目に入っていてタイムストップ。再開。またカーフ。カットしたホロウェイ。ホロウェイ右ミドル。ワンツー。右を打ち込むゲイジー。飛び込んできたホロウェイに右フックを合わせるが、またアイポークがありタイムストップ。ホロウェイ左ボディ。ゲイジーワンツー。ゲイジーのカーフで体がくの字に曲がるホロウェイ。パンチで出るホロウェイにまたカーフ。詰めてパンチからカーフを入れるゲイジーだが、そこにワンツーを合わせるホロウェイ。ホーン。

2Rもホロウェイ。

3R。ホロウェイ関節蹴り。右ミドル。左ミドル。右一発で飛び込んだゲイジー。ホロウェイ右をヒット。さらにバックスピンキック。ゲイジーがパンチを返すがホロウェイのパンチでぐらついた。しかしカーフ。ホロウェイまたバックスピンキック。ホロウェイのフェイントに反応するゲイジー。残り1分。ゲイジーの右は空振り。空回り気味のゲイジー。ホーン。

3Rもホロウェイか。ゲイジーはフィニッシュが必要。

4R。前蹴りの蹴り合い。ホロウェイ飛び込んで右ボディ。ゲイジーワンツー。またワンツーを当てた。大振りの右で飛び込んだがこれはかわしたホロウェイ。ホロウェイの右がヒットしちょっと嫌がる素振りを見せたゲイジー。飛び込んでワンツーもヒット。ホロウェイまたワンツー。ゲイジーがパンチで出るが、ホロウェイステップでかわす。ゲイジーのフルスイングの右をかわして右をヒットさせたホロウェイ。左のヒジから右のヒザをヒット。ヒザがヒットしホロウェイ効いた?ケージまで下がったが立て直した。ワンツーを入れたゲイジー。ホーン。

4Rはゲイジー

5R。ジャブを入れたゲイジーだがホロウェイ右ハイ。左ボディから右を入れるゲイジーだが、ホロウェイが前蹴りを返す。圧をかけてきたゲイジー。ホロウェイの3連打でゲイジーぐらついた!ホロウェイ追撃のラッシュ!ケージに詰めてパンチ・ヒザ!バックスピンキックをボディに入れる。しかしゲイジー凌いだ。だが逆転の余力があるのか。右を打ち込むホロウェイ。ジャンピングソバット。ホロウェイステップして角度を変えながらボディ・顔面にパンチを入れる。詰めるゲイジーにまたソバット。ゲイジー大振りの右は空振り。詰めるゲイジーだがホロウェイ飛び膝。残り10秒で中央で殴り合おうとアピールするホロウェイ。両者フルスイングの打撃戦!ホロウェイの右でゲイジー頭からマットに崩れ落ちKO!

ホロウェイ4R4分59秒、残り1秒でのKO勝ち。

最後は判定でも勝てるホロウェイがあえての打ち合いを要求した上でのKO勝ち。完勝。

フェザー・ライトのどちらでもいいのでタイトル戦がやりたいとコメント。