格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

ONE Fight Night24:第5試合・山北渓人 vs. 猿田洋祐

ストロー級

キング・オブ・パンクラシスト山北は専修大学レスリング部出身で、柔術も学び、2020年にプロデビュー。2年半で王者喜多方を破りタイトルを獲得。昨年3月にONEに参戦すると、元王者のアレックス・シウバに完勝。しかし今年1月の日本大会でのボカン・マスンヤネ戦では、スタンドの展開で弱気になった山北が、不利な状況から引き込んでいく弱気な展開で判定負けし、プロ初黒星。約1ヶ月後のカタール大会で再起戦が組まれると、ONE6勝6敗のジェレミー・ミアド相手にテイクダウンからのブルドッグチョークで一本勝ちした。27歳。

元王者猿田は現在3連敗中。2019年に急遽決まったジョシュア・パシオ戦で判定勝ちしタイトルを獲得したが、3ヶ月後に組まれたダイレクトリマッチで4RKO負けし王座から陥落。2019年の日本大会では北方との修斗 vs. パンクラス王者対決で2RパウンドでのKO勝ち、翌年のコロナ禍で行われたRoad to ONEでは内藤のび太との元修斗王者対決で判定勝ち。しかし王座再挑戦となる3度目のパシオ戦では1RKO負け。グスタボ・バラートにも判定負けすると、自身のジムを立ち上げるために1年10ヶ月のブランク。今年2月には3週間の準備期間でマンスール・マラチエフと対戦。ギロチンの惜しい仕掛けもあったが、1Rにパンチでダウンを喫しており判定負け。37歳。

猿田がプレスしてパンチを入れていく。山北タックル。切られた。山北右フックで飛び込むとそのままシングルレッグに。そのままバックに回ろうとする山北。猿田スクランブルで回転し上を取る。ハーフ。山北オモプラッタ。こらえる猿田。猿田持ち上げて解除した。山北のガード。下から蹴って離そうとする山北だが、猿田上をキープ。バックに回った。バックからコツコツパウンドを入れる猿田。正対した山北だがサイドに。ガードに戻そうとする山北だが猿田はハーフからパウンド・肘を入れる。残りわずかで離れた猿田。立ったところでゴング。

2R。山北がパンチで出る。ヒットし後退する猿田。コーナーまで下がったところでタックルに入りテイクダウン。すぐバックに回る。しかし足のフックは防いでいる猿田。猿田バックから反転し上に。山北起き上がりタックルを狙い起き上がる。猿田は上でこらえながらパンチを打ち込む。引き込んで下になった山北。また亀からバックを狙うが、猿田が先にポジションを取り上になる。猿田腹固めの体勢でバックキープしパウンドを打っていく。上を取り返したい山北だが腕が抜けない。しかし腕が抜けて首を抱えた山北。がぶりからヒザを入れる。が、ギロチンに抱えた体勢でまた下になると、猿田が上からパウンド・肘を入れる。ゴング。

3R。山北パンチで出るが、猿田の右がヒット。打撃で先手を取っていく山北だが、詰めた所で猿田タックル。がぶろうとする山北だが、猿田ダブルレッグ。切りきれない山北。コーナーに押し込んだ猿田だが、がぶりながらパンチを入れる山北。レフェリーブレイクをかけスタンドで再開。山北積極的に手を出していく。猿田は口が開いている。ちょっと消耗したか。猿田またタックル。またがぶる山北。パンチを入れる山北だが、レフェリーまたブレイク。残り45秒。猿田飛び膝。ヒットしないがそのままバックでたすきを取った猿田。山北反転して向き合うと逆にバックを取りチョークへ。外して反転した猿田。またオモプラッタを狙うが外して上になる猿田。タイムアップ。

判定割れた。2-1で山北勝利。

山北がスクランブルで下になりがちで、猿田もかなり追い込んでいたが。