格闘技徒然草

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UFC on ABC7:第10試合・トニー・ファーガソン vs. マイケル・キエーザ

ウェルター級。

ファーガソンはライト級史上2位タイとなる12連勝(1位は現在も記録更新中の王者マカチェフの13連勝)で、その間ボーナス9回と圧倒的な内容でジャスティン・ゲイジーとの暫定王座決定戦に臨んだが、その試合でゲイジーに終始打撃を打ち込まれて5RTKO負けすると、そこからUFCワーストタイとなる7連敗。しかも7連敗中、1Rもラウンドを取れておらず、内容もすべて完敗。スタンド・グラウンドともに反応が鈍くなっており、だいぶ前から限界説が囁かれている。今回から階級を上げての試合となるが、果たして復活の可能性はあるのか。負けたとしても引退するつもりはないとコメントしている。40歳。

キエーザウェルターに上げてから4連勝と調子が良かったが、そこから3連敗と急激に失速。ランキングからも外れている。キャリア23戦で16勝しているが、KO勝ちが一回もないという珍しい選手。スタイル的にはグラップラーだが、打撃のスキルもある。一方で、7敗のうち一本負けが5回あり、あっさりと極められてしまう場合もある。36歳。

ファーガソンは2011年のTUF13、キエーザは2012年のTUF15のウィナー。

階級を上げた分、腹回りがゆるくなっているファーガソン。詰めるとキエーザはサークリングで距離をキープする。なかなかコンタクトがない。ファーガソンも詰めながらも間合いに入れない。出てきたファーガソンに左右のパンチを打ち込んだキエーザ。左右のフックを放つ。右フック。頭を振ってかわすファーガソンキエーザ一転して出た。ジャブを打ち込む。組んだキエーザが脇をくぐってバックについた。投げると即足をフックさせてバックマウント。キエーザ得意のバックからのチョーク。四の字ロックで後方に倒れながら絞める。苦悶の表情でこらえるファーガソンだが、キエーザがチョークを取り直すとタップ!

ファーガソン8連敗…。

グローブを外しているファーガソン。試合後にコーミエからのインタビューを受けるが言葉が出ない。クローブを片方だけ置いて帰るファーガソン。今後は妻と話して決めたいとのこと。