格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN14:第7試合・ニコラス・ダルビー vs. ジェシー・ロンソン

ウェルター級。

UFC1勝2敗1分け(1分けの相手はダレン・ティル)でリリースされ、2018年にリリースされたダルビーだが、昨年9月の地元デンマーク大会でUFCと再契約。もうすぐランクインレベルのアレックス・オリヴェイラ相手に後半テイクダウンから固められる展開だったが、レフェリーのブレイクに助けられ、最後にグラウンドで上を取ってパウンドラッシュで判定勝ち。UFCで5年ぶりの勝ち名乗りを得た。

ロンソンは2013年にUFCと契約したが、マイケル・プラゼレス、フランシスコ・トリナウド、ケビン・リーに3試合連続スプリット判定負けしてリリース。ストライカーだがテイクダウンを取られる展開で敗れている。その後、2018年に再契約したが、計量前に大幅体重オーバーがあったため試合中止となり、出場しないまま契約解除に。昨年はPFLに出場したが勝利できず。今回はダニー・ロバーツの負傷欠場に伴う代役参戦で、ベストのライト級ではなく1階級上での試合に。

両者打撃で打ち合う。出ていくロンソン。ダルビーワンツーから首相撲に。ケージに押し込んだ。肘。引き剥がしたロンソン。近い間合いでの打撃戦。打撃戦から出ていくダルビーだがロンソンの左が顎を捕らえてダウン!パウンドを入れるロンソン。マウントに。ダルビーが背中を向けるとチョーク!タップアウト!

UFC on ESPN14:第6試合・トム・アスピナル vs. ジェイク・コリアー

ヘビー級。

イギリスのアスピナルはUFC初参戦。バックボーンはボクシングで、ダレン・ティルやマイク・グランディの同門。アブダビのホテルで試合前に隔離されている間は、YouTubeバス・ルッテンのエクササイズ動画を見ていたとのこと。7勝2敗の27歳。ボクシングではヘビー級王者タイソン・フューリーのスパーリングパートナーもつとめている。

コリアーは2年半ぶりの復帰戦で、ライトヘビーからヘビーに上げての試合となる。UFCデビュー当時はミドル級だった。計量はヘビー級リミットのほぼ上限でクリア。6年間で約35kgの増量となる。もともと20歳の時、太りすぎていたので痩せるために柔術を始めたのが格闘家になるきっかけだったというコリアーだが、2年半のブランクの間に、また元の体重まで戻ってしまった。柔術を始めるまでは、他のスポーツも一切やっていなかったとのこと。UFCミドル級で2勝2敗、ライトヘビー級では1勝1敗。

太り過ぎのコリアー。体の厚みが2回り以上増してる。ワンツーを入れたアスピナル。コリアーも打撃を出していくが、アスピナルのワンツーが顔面に入ってうつ伏せにダウン!KO!

デビュー戦で快勝したアスピナル。コリアー、ヘビー級の打撃を初めてもらってびっくりしてしまったか。

UFC on ESPN14:第5試合・モフサル・エフロエフ vs. マイク・グランディ

フェザー級

ロシアのエフロエフはローカル10連勝でUFCと契約し、UFCでも2連勝中でまだ無敗。打撃から流れるようにタックルに入りテイクダウンを取りまくるスタイルで、2試合とも判定勝ち。前回はUFC6勝2敗の中堅ファイター・エンリケ・バルゾラに完勝した。

レスリングがバックボーンで、修斗で王者斎藤裕からテイクダウンを奪って完勝したグランディ。その後パンクラスで試合が組まれたが負傷欠場。ブランク明けでUFCと契約すると、当時UFC2勝0敗のナド・ナリマニに打撃で劣勢となったところからパンチでダウンを奪ってパウンド連打でKO勝ち。昨年8月の上海大会でエフロエフ戦が組まれていたが負傷欠場となり、今回は1年4ヶ月ぶりの試合となる。

タックルに入ったグランディ。テイクダウン。ハーフのエフロエフ、ニーシールドから体を起こすがグランディががぶってコントロール。背筋で後方に投げたエフロエフ。立った。打撃で出るエフロエフだが、グランディカウンターのタックルでまたテイクダウン。体を起こしたエフロエフにダースチョーク。けっこう苦しそう。足のロックを蹴って外し、回転して脱出したエフロエフ。スタンド。パンチから組み付いたエフロエフだが、グランディパワーで投げを放ち引き剥がす。しかし手数が減ったグランディ。打撃を入れるエフロエフ。グランディタックルに入るが切られた。後退するグランディ。また組み付いたがエフロエフが切る。エフロエフのバックブローにグランディがタックルを合わせるが、倒されないようにこらえるエフロエフ。ホーン。

1Rは打撃のヒットでエフロエフか?グランディのダースもニアフィニッシュと見られてもおかしくない。

2R。パンチにタックルを合わせたグランディだがエフロエフ切る。距離を詰めるエフロエフ。グランディパンチからレッグダイブ。そのまま押し込む。エフロエフ受け止めて引き剥がした。ジャブを出していくエフロエフ。組んで押し込むエフロエフだが打撃を入れると離れた。グランディタックル。テイクダウン。しかしすぐ立たれた。エフロエフワンツー。ヒット。ジャブ、バックスピンキックもヒット。組んだグランディだが止められて膝をもらう。離れた。ジャブ。グランディのパンチは空振り。グランディまたタックルで倒したが、押さえ込む前に立たれた。残り1分。パンチを貰って効いたグランディ。タックルに。倒したが、エフロエフスクランブルで脱出。ジャブからワンツー。ホーン。

2Rエフロエフ。グランディ、タックルも切られ、倒してもすぐ立たれて、一方的になってきた。

3R。エフロエフが打撃の手数を増やしてきた。グランディが入ろうとしてもジャブをもらう。シングルレッグに入ったグランディ。エフロエフ一本背負いで逃れようとしたがバックを取るグランディ。しかし腕を掴んで押さえこませず立った。パンチのコンビネーションを入れていくエフロエフ。グランディシングルレッグ。倒した。またスクランブルで逃れようとするエフロエフ。がぶったグランディだが立たれてしまう。エフロエフが逆に押し込んで行く。離れた。グランディ出るがエフロエフ距離を取り打撃を入れる。グランディの打撃は空振り。タイムアップ。

30-27×2、29-28の3-0でエフロエフ勝利。

序盤はテイクダウンを奪われていたが、独特のスクランブルで逃れて終始運動量が落ちないエフロエフが勝利。

グランディは失速が早かったが、今の練習状況のせいもあるのかもしれない。

UFC on ESPN14:第4試合・タナー・ボーザー vs. ハファエル・ペソア

ヘビー級。

ジャスティン・タファの代役として、10日前に急遽出場が決まったボーザー。1ヶ月前に元PFLウィナーのフィリップ・リンスにKO勝ちしてUFC戦績を2勝1敗としたばかり。負けた相手はシリル・ガーヌ。

ペソアはUFC1勝1敗で、UFCデビュー戦で負けた相手はやはりガーヌ。2戦目は打撃を入れてのKO勝ち。10勝のうち7つのKOがある。

じわじわ出るボーザー。ロー。ペソアは様子見。ジャブから右フック。ペソアは左右のパンチを振り回して出る。遠い間合いからボーザーが打撃を入れていく。自分の間合いにならないペソアが前に出るも、ステップワークで距離を取られてしまう。残り1分。ローを入れていくボーザー。ホーン。

1Rボーザー。両者手数が少ない。

2R。ボーザーが距離を取りロー。間合いを詰めて左を入れるが、ペソアがワンツーを返す。ペソアがローキックにタックルを合わせる。外掛けでテイクダウンを狙ったが引き剥がされる。ローを入れるボーザー。ペソアはパンチを振り回すが空振り。ボーザーの左フックが入り顔を押さえて嫌倒れするペソア。一瞬アイポークか?と思ったが普通にパンチが効いていた模様。ボーザーパウンド連打。頭を抱えて打たれるだけのペソア。ハーブ・ディーン、遅めのストップ。

ボーザー、ヘビー級にしては軽やかなステップで、ローキックを軸にテクニカルな打撃を入れていき2連続KO勝利。ペソアは急遽相手が変わったこともあるが、ボーザーの打撃に対応できなかった。

UFC on ESPN14:第3試合・ベチ・コヘイア vs. パニー・キアンザド

女子バンタム級。コヘイア13位。

5年前にロンダのタイトルに挑戦し、34秒でKO負けしたコヘイア。その後は2勝3敗1分け。前回はリリースがかかった試合で、シジェラー・ユーバンクス相手に僅差の攻防となり、3Rに打撃の手数で上回って判定勝ちで生き残った。

イラン生まれ・スウェーデン国籍のキアンザドはTUF28フェザー級で準優勝しているが、UFCではバンタム級に落として1勝1敗。2試合とも組み付いてから体格を活かしてケージに押し込んでいく戦法。

打撃戦からシングルレッグに入ったコヘイアだが離れる。キアンザドが打撃を入れていく。ハンドスピードではキアンザド。コヘイアのシングルレッグを切る。連打を打ち込むキアンザド。ジャブ。首相撲から膝を打ち込む。さらにパンチを入れる。コヘイアは単発のパンチを返す。残り1分。出られないコヘイア。遠い距離でキアンザドが打撃を入れていく。ミドル、ジャブ。残り10秒の拍子木で終わったと思い背を向けたコヘイアにパンチ連打を打ち込むキアンザド。ホーン。

1Rキアンザド。最後気を抜いてしまったコヘイア。

2R。キアンザドワンツー。首相撲から膝。しかしスリップして倒れる。上を取るコヘイア。キアンザド下から仕掛ける。密着して防ぐと細かいパウンドを入れていくコヘイア。しかし自ら立つ。パンチを打っていくコヘイア。キアンザドが首相撲に捕らえるとショートアッパー連打で引き剥がす。ワンツーを入れたキアンザドに左を返す。単発のコヘイアに対し、キアンザドは常に連打を入れる。打撃で攻勢。ホーン。

2Rキアンザド。

3R。距離をキープしパンチを打っていくキアンザド。単発の右を出していくコヘイアだが、一発の威力では上と言っても、意識を飛ばすことはできないので、リードされている状態だと厳しい。ジャブで止められるコヘイア。キアンザドの鋭いワンツーから左フック。さらに玲奈が入りぐらついたコヘイア。タックルに入った。シングルレッグ。足を引き抜いて離れるキアンザド。パンチを振り回すコヘイアだが空振り。ジャブをもらい顔が腫れている。残り40秒でコヘイアタックル。ケージに押し込もうとしたが引き剥がされる。シングルレッグで倒したコヘイアだが、キアンザドがガードを取る。タイムアップ。

どう考えても負けてるコヘイアだが歓喜のアピール。

30-27×2、29-28の3-0でキアンザド勝利。

勝利アピールしていた割に、あっさり負けを認めるコヘイア。キアンザドが鋭い打撃を入れ続けて終始圧倒し勝利。

UFC on ESPN14:第2試合・ラマザン・エメエフ vs. ニクラス・シュトルツェ

ウェルター級。

コンバットサンボ世界王者のエメエフはUFCデビューから3連勝したが、仕留めに行かないスタイルですべて判定勝ち。地元ロシアで行われた前戦はアンソニー・ロコ・マーティン相手にタックルからテイクダウンを奪えない展開で、お互い単発の打撃だけを入れ合った末に判定負けでUFC初黒星。ローカル時代はM-1CHALLENGEで王座を獲得しており、元RIZINファイターで現在Bellatorで5連勝中のアナトリー・トコフからも勝利している。

ドイツのシュトルツェはUFC初参戦。ローカル戦績12勝3敗の27歳。バックボーンはキックで、一時期マクレガーのスパーリングパートナーを努めていたことがある。地元ドイツでの試合が新型コロナウイルスの影響で中止となり、金銭的に非常に苦しい状態となったが、ガールフレンドからの支援してもらっているとのこと。

強いローを入れるシュトルツェ。エメエフタックル。尻もちをつかせたがシュトルツェ立って離れる。鋭いワンツーを放つシュトルツェ。エメエフのワンツー。シングルレッグ。テイクダウン。三角を狙ったシュトルツェだがエメエフ防いでパウンド。ケージまで移動して立とうとするシュトルツェだが、エメエフが首をネルソンでロックして極めに行く。きつそうだったが外して立つシュトルツェ。エメエフボディロックから投げを狙うがこらえたシュトルツェ。離れた。ワンツーを入れたシュトルツェ。前蹴り。下がったエメエフだがタックル。テイクダウン。シュトルツェ倒されガードに。残り1分。ガードから仕掛けるシュトルツェ。パウンドを打ち込むエメエフだがその瞬間に立つ。残りわずかでエメエフがタックルを仕掛けるがカウンターの膝がヒット!効いた。しかしホーン。

1Rほぼエメエフのラウンドだったが、最後の膝のみで逆転になるかどうか。

2R。やや足元がふらついているエメエフ。シュトルツェが打撃でプレスしていく。ジャブを入れるがエメエフの右もヒット。エメエフのタックルは切られる。間合いを詰めるエメエフ。シュトルツェ疲れたのか手数が減っている。口も開き気味。突っ込んでジャブを入れたエメエフ。ケージまで下がったシュトルツェだがエメエフも慎重に攻める。パンチを入れる。シュトルツェ、手がまったく出なくなった。エメエフのパンチが単発でヒットしていく。ケージまで下がったシュトルツェにワンツー。左がヒット。ホーン。

2Rエメエフ。

3R。エメエフいきなりタックル。組まれてケージに押し込まれるシュトルツェ。差し返して防ぐが、ボディロックしバックに回ったエメエフ。顔面に膝。スタンドでチョーク!しかし回転して外し離れたシュトルツェ。シュトルツェがパンチからテンカオ。打撃で出る。シュトルツェがなんとタックル。テイクダウン。エメエフが逆に疲れたか?シュトルツェがパウンドを入れるが、下から蹴って立つエメエフ。テンカオを入れたシュトルツェだが、エメエフ組んでボディロックしスタンドでバックにつく。膝を入れるエメエフ。時間を使う。倒されないシュトルツェだが、バックを取られたところから逃れられない。残り1分。正対したシュトルツェにエメエフタックル。シングルレッグ。こらえているシュトルツェ。テイクダウンしたエメエフ。シュトルツェギロチンに入るがタイムアップ。

判定30-27×2、29-28の3-0でエメエフ勝利。

シュトルツェ、緊急の代役とは思えないくらいいい選手だった。打撃が鋭く、倒されても下からの仕掛けやリカバリーがちゃんとある。しかしやはり準備ができていなかったのか、テイクダウンディフェンスで消耗したのか、2Rから失速してしまった。次回に期待。

UFC on ESPN14:第1試合・ナザニエル・ウッド vs. ジョン・カスタネーダ

バンタム級

イギリスのウッドはUFCデビューから3連続チョークでの一本勝ちで、今年2月にランカーのジョン・ダドソンとの対戦のチャンスを掴んだが、3RKO負け。本来はオマー・ヌルマゴメドフと対戦予定だったが、叔父(ハビブ・ヌルマゴメドフの父)のアブドゥルマナブ・ヌルマゴメドフが今月亡くなったことで欠場。代役として初参戦のカスタネーダが出場する。

カスタネーダは17勝4敗の27歳。2017年にコンテンダーシリーズに出場し、判定勝ちしたがUFCとの契約は果たせず。ローカルイベントのCombate Americasでは勝ったり負けたりのレベルだったが、代役でのUFCデビューのチャンスを掴んだ。

距離を取りローを入れるウッド。間合いを詰めてきたカスタネーダにクリンチアッパー。ジャブ、前蹴りもヒットする。左ミドルを入れたカスタネーダ。ヒット数ではリーチ差があるウッドが上回っている。前蹴り、ロー。残り40秒でカスタネーダがタックルで組み付くが、ウッドが逆に足をかけてこかす。すぐ立ったカスタネーダだが、立ち際に打撃を入れるウッド。ホーン。

1Rウッド。

2R。カスタネーダ出ていく。ケージまで圧していくが、ウッドがジャブや前蹴りで距離を取る。カスタネーダが出てきたところで組んでケージに押し込むがすぐ離れる。ウッドのワンツーがヒット。またワンツー。組んで押し込んだウッド。足をかけて倒す。すぐ立ったカスタネーダ。入れ替えて離れる。ローを蹴るウッド。残り1分。ウッドのパンチ連打がヒット。左フック。ホーン。

2Rウッド。

3R。出ていくカスタネーダだがパンチの弾幕を張るウッド。右ボディ。前蹴り、左フック。ダメージもありそうだがカスタネーダ出ていく。ウッド組んで押し込むが肘を入れる。離れた。ダメージもありそうなカスタネーダだが下がらない。どんどん間合いを詰めていく。ウッドが距離を取りながら三日月気味の蹴りを入れる。残りわずかでタックルに入ったウッド。シングルレッグで尻餅をつかせる。カスタネーダ立ったがタイムアップ。

三者30-27でウッド勝利。

グラップラーと思われていたウッドだが、今日は打撃でも出来るところを見せた。

カスタネーダは常に前に出続ける気持ちの強さはあったが、技術で上をいかれてなすすべなし。

Bellator242:メインイベント・リッキー・バンデハス vs. セルジオ・ペティス

バンタム級5分3R。

ジェームズ・ギャラガーに秒殺KO勝ちしたことで一気に名前が売れたバンデハス。ファン・アルチュレタとパトリック・ミックスには敗れたが、その後は2連勝中。

UFCフライ級1位のペティス。タイトル戦には到達できず、昨年9月の試合を最後にBellatorに移籍。今年1月の移籍初戦は同じBellatorデビュー戦の相手との顔見せファイトで一本勝ち。

ワンツーを入れたペティス。間合いを詰める。ケージ際をサークリングするバンデハスに右をヒットさせる。ミドルを入れるバンデハスにすぐさまローを返す。カーフキック。二段蹴りを見せるペティス。間合いを詰めてサイドキック。バンデハスもバックスピンキックをボディに入れる。バンデハス飛び込んだ。そのまま組み付いてシングルレッグへ。両足を束ねてテイクダウン成功。サイドで押さえ込む。残り40秒。立ち上がりスクートになる。飛び込んでパウンドを入れるとペティスは後転して立つ。ゴング。

1R微妙だがバンデハスか?

2R。間合いを詰めたペティスがワンツー。カーフキック。飛び込んで右。ペティスタックルに入るが倒せず離れる。バンデハスがシングルレッグに入ったが潰して上になったペティス。パスを狙っていく。バタフライガードで浮かせて立ったバンデハス。ペティスがパンチとカーフキックで攻勢。バンデハスの飛び膝にカウンターのパンチをヒットさせる。ゴング。

2Rペティス。

3R。カーフキックを嫌がっているバンデハス。ペティス踏み込んで右。またカーフキック。また右。さらに返しの左がかすめる。圧力にケージまで下がるバンデハス。ペティスバックブロー。さらに右、カーフキック。カーフキックからホイールキックをヒットさせたペティス。残り1分。バンデハス前に出ていくが手が出ない。両者飛び蹴りの打ち合い。タイムアップ。

三者フルマークでペティス勝利。

1Rにテイクダウンを奪われた以外、劣勢な場面はなく完勝。

Bellator242:セミファイナル・ジョーダン・メイン vs. ジェイソン・ジャクソン

ウェルター級。

2013年からUFCに参戦しているベテランのメインは、2015年に一度引退したが、翌年復帰。復帰後も連敗していたが、そこから2連勝。しかし、2018年7月以降は試合をしておらず、今年1月にBellatorとの契約を発表した。

ジェイソン・ジャクソンはBellator2勝1敗。レスリングエリートのエド・ルース相手にパンチでダウンを奪うなど追い込んだがスプリット判定負け。前戦は12月のハワイ大会で、試合5日前にネイマン・グレイシーの代役として急遽ストラッサー起一と対戦したが、タックルを切って打撃を入れる展開で三者フルマーク判定勝ち。

メインが間合いを詰めていく。ノーガードの構えからパンチを入れる。ジャブを入れたジャクソン。カーフキック。ちょっと足が流れたメイン。プレスしてパンチを入れていく。ジャクソンが出てくるところにフックを合わせる。シングルレッグを見せたメインだがすぐ放す。飛び込んだメインにカウンターの右を入れたジャクソン。メインケージ際まで後退。ジャクソン距離を詰めてケージを背負ったメインにパンチを打ち込む。前に出て脱出したメイン。打撃戦でゴング。

1Rジャクソン。

2R。ジャクソンがパンチ・ミドルを入れる。飛び膝。ケージを背にしたメインにパンチを入れるがメインサークリングして脱出。逆に出るメイン。タックル。ボディロックしてテイクダウンを狙ったが引き剥がされた。またケージを背負うメイン。ガードを固めたところにパンチを貰う。出たメインだがスリップ気味に倒れて下に。しかしジャクソン立たせる。メインまた前に出ていきワンツーを入れる。ジャクソンがテンカオ。ワンツー。ヒットしている。劣勢のメイン、間合いを詰めるが手が出ない。残り1分。メインタックルに入るが止められた。逆にジャクソンが足をかけてテイクダウン。ハーフ。肩固めを狙ったがゴング。

2Rジャクソン。

3R。メイン後退。カーフキックを蹴られる。パンチで出るがガードされている。シングルレッグ。切ったジャクソン。メインが前に出たところで右がビッグヒットしダウン!鉄槌を打ち込むメイン。メインタックルに入るが切って立つジャクソン。スタンドに。メインスタンドで組み付いてバックに回るが、ジャクソンが自ら転がってスクランブルで上を取る。ガードで抱えているだけのメイン。タイムアップ。

判定三者フルマークでジャクソン勝利。

UFC中堅のメイン、ブランクの影響なのか、終始圧される展開で完敗。

Bellator242:メインカード第2試合・ティワン・クラックストン vs. ジェイ・ジェイ・ウィルソン

フェザー級だったがウィルソンが計量で1.9ポンドオーバー。

ピコ同様、レスリングエリートでMMAデビューからBellatorで育てられたクラックストン。前座ファイター相手に連勝を重ねて昨年9月のフェザー級トーナメントに出場したが、タイトル挑戦経験のあるエマニュエル・サンチェスに三角絞めで一本負けしMMA初黒星。12月にまた前座ファイターと対戦し判定勝ち。

ニュージーランド出身の22歳ウィルソンはMMA5戦全勝全フィニッシュ。Bellatorでも2連勝中だが、ここまでは前座クラスの相手としか戦っていない。

組んでケージに押し込むクラックストン。膝を入れていく。放してパンチを入れるとまた押し込み。一度放してパンチを打ち込みまたタックルに。ウィルソンこらえると逆にタックル。尻クラッチからテイクダウン成功。ハーフから足を抜いてマウント。亀になったクラックストンを仰向けにしてバックマウントに。時間がない。ギロチンに切り替えたが外したクラックストン。上になりパウンドを落とすがゴング。

1Rウィルソン。

2R。ミドルを入れるウィルソン。パンチで出るクラックストン。タックルでケージに押し込む。膝を入れる。抱きついて引き込もうとしたウィルソンだがクラックストンがスタンドキープ。降りるジャクソン。残り30秒で一度放してワンツーを入れたクラックストンがまたタックルへ。ウィルソン引き込みを狙うが、クラックストンが上からパウンドを落とす。ゴング。

2Rクラックストン。

3R。ワンツーを入れたクラックストン。間合いを詰めてアッパーからまたタックルでケージ押し込み。時折放して打撃を入れるがすぐまた押し込む。残り1分でウィルソン引き込み。三角。クラッチが不完全。下から肘を入れるクラックストン。三角に捕らえたまま上になったがその瞬間にタイムアップ。

30-27クラックストン、29-28ウィルソン、30-27ウィルソンのスプリットでウィルソン勝利。

個人的には29-28クラックストンだったが…。しかし1Rはウィルソンだろうし、30-27クラックストンはありえないのでは。

Bellator242:メインカード第1試合・アーロン・ピコ vs. ソロ・ハトリーJr

フェザー級

デビュー戦でまさかの秒殺一本負けを喫したレスリングエリートのピコ。その後4試合連続KO勝ちしたが、ヘンリー・コラレス、アダム・ボリクスにまたも連続KO負け。今年1月の前戦は前座ファイター相手にKO勝ち。

ハトリーはMMA8勝2敗で、2月にBellatorの前座に出場しスプリット判定勝ちしている。

ともに23歳。

シングルレッグに入ったピコ。持ち上げて豪快にテイクダウン。ハーフから強いパぬんど・肘を打ち込む。ガードに戻したハトリーだがなおもパウンドを入れるピコ。パウンドを打ち込みながらパスするとハトリー亀に。チョーク。タップアウト。

ピコ初の一本勝ち。格下相手には強い。