格闘技徒然草

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★K-1が異例のジャッジ処分

 K−1魔裟斗vsブアカーオ戦の採点はミスジャッジであるという見解を公に示した。K−1は9日、「K-1 WORLD MAX 2004 -世界一決定トーナメント-」(7月7日、国立代々木第一体育館)のトーナメント決勝で行われた、魔裟斗vsブアカーオ・ポープラムックの一戦におけるミスジャッジと判断することを公表し、該当審判員に対して報酬50%の減俸など厳しい処分を行った。

団体が判定の間違いを公に認め、処分を下すというのは異例。修斗のように審判部が独立している所は別として、明らかに間違っていても認めないのが普通だ。
じゃあ今回のジャッジがK-1史上最悪のミスだったかといえばそういうわけでもなくて、同等あるいはそれ以上のミスジャッジは過去にもあったはず(ホーストvsシュルトとか)。そういった試合はお咎め無しで、今回に限り処分を下すのはなぜだ。処罰されたジャッジは「処分の基準を明確にするべきだ!」って言いたい気分かも。まあ、今回はトーナメントの決勝で注目度が高かったと言うことがあるのだろうが。
それはともかくとして、今回のことに対しての処分は正しい。ただ、単に審判員を処分したらそれで観客の不信感が払拭されるかというとそうではない。まず、今回は具体的にどこがミスジャッジだったのか、そしてなぜそういうミスジャッジが起こったのかということを明らかにし、その上で再度同じことが起きないように対策を立てるべきだろう。