格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★武士道其の八予想

第1試合 杉江“アマゾン”大輔vsジョシュ・トムソン

改めて書くけど、このカードいるか?「UFC枠」「アメリカ枠」というならエドワーズで十分。ここで初参戦同士を戦わせて、どれだけインパクトがあるのか。勝ってトムソンがGP参戦というならエドワーズがなんで出られないんだということになるし、出られないんだったら何のためにこのカードを組んだのかってことになる。8名という枠を考えたら「UFC代表のアメリカ人選手」は2人は入れられない。せめて武士道参戦経験のある選手と当てたら良かったのに。まあそういう選手と当てようと思っていたのだろうけど、断られたというのが真相のようだが、だったら無理して出さなくてもいいのでは。
最初から試合をするつもりだったトムソンと、準備期間が1週間もないアマゾン。もともとの実力差から言っても、トムソンの勝ちは動かないだろう。トムソンKO勝ち。

第2試合 デニス・カーンvsアンドレイ・シモノフ

なにげに今回一番レベルが高いカードか。唯一の外国人同士ということで、最初は第1試合に組み込まれてられていたように、注目度は残念ながら低い。しかしレベル的には、二人とも武士道83kg級のトップクラスだと思う。敗者もGPに出場できることを願いたい。カーンが判定勝ち。

第3試合 中尾 受太郎vsマーカス・アウレリオ

なにげに今回二番目にレベルが高いカードだと思う。しかし、以前は「勝者がGP出場」というイメージだったのが、73kg級の選手が増えてきて、インパクトのある勝ち方をしないと難しくなってきた。中尾は長年76kgでやってきて、この年齢(今年で35歳)で3kgも落とすのはどうなのかという不安が。実力を出せれば五味よりも上だと思う。が、一本かKOでないと勝てないスタイル(こないだ初めて判定でも勝ってたけど)でアウレリオ戦はつらい。アウレリオが凌いで判定勝ちか。

第4試合 村田 龍一s大久保 一樹

第1試合よりこっちの方がより不要。総合のキャリアがある分大久保がKO勝ち。

第5試合 戦闘竜vsジェームス・トンプソン

まあ何の期待もしていないけど盛り上がったらいいんじゃないだろうか。これがベストバウトになられても困るが。案外膠着試合になったりもするかも。トンプソンがグラウンドパンチでタップアウト。

第6試合 今成 正和vsヨアキム・ハンセン

数少ないヨーロッパの選手であり、五味に勝ったという実績も持っているヨアキムは、GP出場がほぼ当確。だが、それもこの試合に負けてしまったらご破算だ。今成はこの階級のトップレベルには遠く及ばないと思うが、トップ選手で唯一勝てる相手がこのハンセンだと思う。ハンセンはスタンドレスリングがあまり強くなく、引き込んで攻めるタイプなので、インサイドガードになれば今成が足関を狙うチャンスも出てくる。ルミナのようにパウンドの餌食になる可能性も高いが・・・ヨアキムが足関を潰してのパウンドでKO勝ち。

第7試合 三崎 和雄vsダニエル・アカーシオ

正直三崎はかなり塩分高めの選手だと思う。スタンドでもずっとフェイントばっかりでなかなか打ちに行かないし。アグレッシブなアカーシオとなら噛み合うかもしれないが、反対にスタンドでお見合い状態が続く可能性も。まあアカーシオはそんなには強くないので、判定で勝てるだろう。 三崎もこの階級ではそんなに強いと思わないが、GPで長南と当たるところは見たい。

第8試合 川尻 達也vsルイス・ブスカペ

川尻がいまだにGP参戦する気があるのか無いのか良くわからない。一説には、11月の武士道で一気に決勝までやるという案もあり、それなら川尻の希望する「12月修斗で防衛戦」も可能だが・・・。前回は70kg契約だったが、さすがに今回は73kgだろう。準備期間も十分あることだし。どちらでも川尻の勝ちは動かず、KO勝ちすると予想。

第9試合 美濃輪 育久vsキモ

人気では武士道のエース格だった美濃輪だが、前戦の負け・五味の勝利で逆転されたか?今回またモンスター路線というかリアルプロレスラー路線に戻った。キモはやはり現在の総合には対応できていない選手だが、それは美濃輪も同じだし、レコやアイブルに比べたらずっと技術を持っているだけに油断は出来ない。美濃輪の足関もそろそろ読まれているだろう。同じパターンで勝とうとしたら、上からパウンドを浴びてKO負けすると見る。

第10試合 長南 亮vsフィル・バローニ

このカードが発表された時に書いたとおり。
http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20050615#1118802850
今回に限ってバローニのスタミナが切れずに上をキープし続けて勝利・・・というミラクルが起きたりしなければ、後半長南が打撃を入れて嫌がったバローニに追い打ちのパウンド→レフェリーストップというような展開になるだろう。前半はバローニが優勢になると思う。

第11試合 五味 隆典vsジーン・シウバ

五味のシウバ挑戦アングル、はたしてあれでファンは増えるのか?桜庭ファンにとっては、桜庭がシウバに勝てないのは体重差が大きいと思っているだろうから、さらに小さい五味がシウバに挑戦しても素直に応援できないのでは。コアなファンから見たら体格差ありすぎで勝敗の興味なんてないし。
こっちのシウバは良く知らないが、五味が不覚を取るような相手ではないだろう。下からの攻めが上手いらしいから、1Rくらいはなんとか生き延びるかもしれないが。五味がパウンドでKO勝ち。
個人的な注目カードは今成vsハンセン(アップセットがあるかもしれないと言う意味で)、三崎vsアカーシオあたり。