大みそかに開催される「Ｋ−１ ＰＲＥＭＩＵＭ ２００５ Ｄｙｎａｍｉｔｅ!!」（大阪ドーム）で、シドニー五輪レスリンググレコローマンスタイル６９キロ級銀メダリスト・永田克彦と所英男が対戦することが決まり、１日、都内ホテルで記者会見が行われた。
（中略）
１０キロ近い体重差がある両者だが、７５キロ契約で合意。体重が軽い所は「スピードとスタミナで対応したい」と体重差はさほど気にならない様子だった。
意外というか、想定外のカード。所を活かすにも、永田を活かすにももっと別のカードがありそうな気がする。たとえば永田vs武田の異種格闘技マッチとかの方がDynamite!!らしさがあると思う。試合自体は、素人の永田を所がうまくリードして動きがある試合になりそうだが。
10kgの体重差があるとはいえ、総合デビュー戦で練習のキャリアも１年に満たない永田にとっては物足りないハンデ。所が華麗に一本勝ちするか、永田が体重差＆身体能力の差で押さえ込んで勝つか。でも、永田が10kg軽い所に押さえ込み勝ちしても盛り上がるとは思えない。どちらかと言えば所を売り出そうとする試合なのか。銀メダリストのエリートvs雑草みたいな煽りで、また例のバイト＆コンビニ弁当映像を使って。
永田は年齢も年齢だし、70kg級まで落とすのは難しいようだし、85kg級では体格差が厳しすぎる。日本でも世界でも層が厚い75〜6kg級をわざわざ作ったとしても活躍出来るか微妙（おまけに地味な選手しかいないし）と、銀メダリストでも楽な道は用意されていない。半端な気持ちだと生き残れないだろう。
