格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★男祭り予想

<第1試合>
田村潔司(日本/U−FILE CAMP.com)
美濃輪育久(日本/フリー)

あまり試合をしないから表面化はしていないが、年齢・ブランクを考えたら田村は4年前より確実に衰えている。美濃輪が現状維持出来ていれば勝てるだろう。美濃輪の4年間が問われる。これでまた負けるようなら美濃輪も衰えていると言うこと。以前は世界武者修行とかであっちこっちに行っていたようだが、最近は聞かない。チームMAD(DEEP道場?)でトレーニングしているのだろうか。そういえばいつの間にか美濃輪のオフィシャルサイトがブログごと消えているが、何があったのだろう。
美濃輪判定勝ち。

<第2試合>
青木真也(日本/パラエストラ東京)
ヨアキム・ハンセンノルウェー/フロントライン・アカデミー)

ハンセンは上を取らないと攻められない相手には強いが青木は平気で引き込みに行けるので、相性的にも青木。体格的には実質2階級の差があるし。
1R青木が飛びつきからの三角絞めで一本。

<第3試合>
郷野聡寛(日本/GRABAKA)
近藤有己(日本/パンクラスism)

落ち目の近藤、勢いに乗る郷野。世間的には郷野が完全に有利・・・っていう状況は、前回の対戦時と同じ。あの時も近藤は連敗中で、試合前は郷野が普通に勝つだろうという意見が大勢を占めていた。しかし前回の連敗は相手が悪かった(マティシェンコ、フィリオ)のに対し、今年は完全に近藤のスランプが原因だが・・・。突進してくるのをサバくのが上手い郷野だが、近藤は淡々と攻めてくるタイプ。しかし郷野にとっては最初から自分のペースになるので楽だろう。後は後半に近藤ペースとなって調子を崩さないかどうか。3Rだったら近藤のチャンスも増えるのだが・・・。
予想は完全に願望で近藤KO勝ち。2年続けて微妙な判定にやられているので、今年は絶対に一本で勝つ気持ちで行って欲しい。

<第4試合>
マウリシオ・ショーグン(ブラジル/シュート・ボクセ・アカデミー)
中村和裕(日本/吉田道場)

最終的にショーグンが殴り勝つとしても、中村には前半押さえ込むくらいの健闘は見せて欲しい。
ショーグン1RKO勝ち。

<第5試合>
川尻達也(日本/T−BLOOD)
ギルバート・メレンデス(米国/ジェイク・シールズ・ファイティング・チーム)

武士道では五味戦以外は一枚落ちる相手としか当てられていない川尻。その間、修斗でもハンセンとの8秒反則勝ちと10月の金魚撲殺だけで、「すごい川尻」は2年前のシャオリン戦以来見ていないので、ここらで期待したい。が、それ以上にメレンデスが圧倒して勝ってほしいという気持ちがある。五味戦が見たいのはメレンデスだから。
しかしメレンデスも、70kg以上では前回の帯谷戦しか実績がない。その帯谷がブスカペ相手に完敗したことで、メレンデスもちょっと過大評価なのかもという気がしている。今帯谷戦を見ると結構荒いし。なので予想は川尻判定勝ち。

<第6試合>
藤田和之(日本/Team Japan・藤田事務所
エルダリ・クルタニーゼ(グルジアグルジアレスリング協会ナショナルチーム

唯一の息抜き試合。真ん中あたりにあるのはいいが、藤田は顔見せより実力測定が出来るカードの方が良かった。息抜きは美濃輪あたりでいい。レスリングモンスターは負けたらさよならか?変に打撃に付き合わずに、ひたすら組み付いていって欲しい。そして一回くらいはテイクダウンして欲しい。序盤の打撃だけで終わってしまうのは勘弁。銅メダリストだから打撃も強いはず、なんてことはないだろうから。
藤田1RKO勝ち。

<第7試合>
五味隆典(日本/久我山ラスカルジム)
石田光洋(日本/T−BLOOD)

石田はアウレリオ戦以降、新顔を押さえ込んでるだけなので期待感がないが、打撃やらずにひたすらタックルという戦法は五味相手には相性がいいかもしれない。でもここは五味がアウレリオ戦で見せられなかった圧勝をしなければ、これからライト級が盛り上がってこないだろう。体格差もあるし、五味の圧勝で。
五味KO勝ち。

<第8試合>
吉田秀彦(日本/吉田道場)
ジェームス・トンプソン(イギリス/チーム・トロジャン)

なんだか吉田が勝って当たり前みたいなことを言われているが、普通にトンプソンが勝つだろう。体格差はあるが、1,2回くらいなら足技でこかしてテイクダウンは奪えるだろうから、そこでチャンスを逃さずに極められるか。吉田の今までの勝利は全部一本勝ちだが、相手はデビュー戦だったりロートルだったりで参考にならない。田村戦は相手が道衣対策を全くしてなかったからというだけ。唯一、ドン・フライ戦のみが評価出来る一本勝ちであるが、あれが例外なのか、それとも吉田のグラップリングの実力なのか、トンプソンを極めることができるかどうかでわかるだろう。
自分は例外だと思っているので、トンプソンのKO勝ちで。

<第9試合>
ジョシュ・バーネット(米国/フリー)
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル/ブラジリアン・トップチーム

前回はノゲイラがペースを握っていたのをジョシュがパンチでのダウンや膝十字などの一発で逆転したが、それがなければノゲイラの優勢は動かない。何よりモチベーション、コンディションでノゲイラが上。もし判定になれば、また揉めそうな結果になりそうだが。
ノゲイラ判定勝ち。

<第10試合 ヘビー級タイトルマッチ>
[王者]エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/レッドデビル)
[挑戦者]マーク・ハントニュージーランド/オシアナスーパーファイタージム)

ヒョードルを倒すとしたらグラウンドより打撃だと思うので、ハントにはその期待が持てる。が、それは今後の話で、現時点ではまだ及ばないだろう。ジョシュ戦のようにあっさりグラウンドに持ち込まれてアームロックで負けそう。このカードを溜める余裕がないのが今のPRIDEの苦しさか。ヒョードルは足指骨折の情報があり、その影響だけが心配される。ケガの影響でヒョードルの不敗神話が途切れてしまったらガッカリすぎる。
ヒョードル一本勝ち。
スペシャル感皆無だが、普段の興行としたら十分豪華なカードが揃っている。だったらもう大晦日にやる必要はないだろう。「大晦日なのにこんなカード」と思われて損なだけだ。