格闘技徒然草

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★マルコ・ファス復帰戦

MMAマスターリーグとしての顔も持つIFLで“路上の帝王”マルコ・ファスが6年ぶりの復帰戦に出場した。ちなみに、6年前に対戦したのはジェイソン・ランバートランバートがまだペーペーのころで、ファスがヒールホールドで勝利している。ランバートはその後キャリアを積んで、現在はUFCレギュラーになるまでに成長。3月のUFC68では、かつてファスVTに所属していたレナート・ババルを破っている。
今回のファスの相手はモーリス・スミス。両者は8年前にUFC21で対戦している。その時は、1Rにファスがヒールホールドを狙いに行くも抜けられ、上からパウンドを浴び、試合前からの負傷もあって1R終了時にタオル投入で敗れていた。
バウレビのレポート(http://www.boutreview.com/data/reports05/070519ifl.html)を読むと、前半はファスがグラウンドで優勢だったが、スタミナを消耗し打撃をもらったところでセコンドのヒーゾがタオル投入で敗れたようだ。リベンジ成らず。50歳での復帰戦を飾れなかった。
K-1におけるモーリス・スミスと同じく、マルコ・ファスも生まれてくるのが早すぎた選手。全盛期がもう5年遅ければ大スターになれていたのに。当時のブラジリアンは柔術にせよルタにせよ、グラップリング中心で、打撃主体のファスは新鮮だった。レジェンド対決というなら、ホイスvs桜庭より、かつて計画されたが実現しなかったホイスvsファスの方が見たい。まあ、こんなカードを見たがるのは全国で20人くらいしかいないだろうけど・・・。
同日に行われたGFCでは、今やグラップリングで黄金伝説を築いているカカレコ(かつてのウゴの弟子)が、ブランドン・リー・ヒンクルに37秒ヒールホールドで秒殺勝ちしている。