格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★記事紹介:kamipro Special 2009 DECEMBERより

DREAM.12での桜庭の試合が巻頭でレビューされているが、なかなか思い切った内容。実力を査定される弁慶戦を受けた桜庭を賞賛しているのだが、

  • 1.桜庭は総合初心者やレジェンドとの対戦ばかりで、実力を査定されることがなかった
  • 2.実力を査定されない格闘家は生きていると言えるのか

という内容で、1,2から弁慶戦までの桜庭は生きていると言えないんじゃないかという回答が導き出されてしまう。過去の桜庭だけでなく、DREAMや他のイベントでも、「異種格闘技」とか言って総合初心者とやりたがったり、レジェンドばかりとやりたがったりする格闘家はもう死んでいる、と断罪しているようなもの。
これは「タブー中のタブーに触れやがった」と思ったのだが、一方で巻末の「大晦日さいたまSAを満員にする方法座談会」では、高阪が復帰して桜庭とやるのはどうかみたいな、のんきな話題で盛り上がっているのだが。まあ確かに、通常のDREAMではなく大晦日ということを考えると、ジャカレイ戦やメイヘム戦は難しいだろう。
座談会では日本人ファイターA&Bとの対戦の可能性があるとも言っているが、桜庭と同階級で「夢のカード」と言える相手は三崎くらいしか思い浮かばない(Bは「現時点では可能性は低い」と言っているので三崎であってもおかしくない)。福田とかだとジャカレイ以上にありえないし、結局実力の査定ができない他階級の選手なのだろうか。
菊田の桜庭・田村に対する対戦アピールが、それぞれ「入江vsヒクソン」「入江vsホイス」と同じくらいの可能性とバッサリ切り捨てられていたのは笑えたが。一方、田村に対戦アピールした金原の名前がやっぱりスルーされていたのは泣けた。
笹原EPインタビューでは、田村の「DREAM.12参戦幻想」問題についての弁明も。もともとDREAM.11に参戦予定で交渉していたのが流れてしまい、運営側はDREAM.12に参戦してもらうつもりでいたのが、田村の方ではDREAM.11が流れた時点で話が終わったと考えたのでは、とのこと。選手の意思を確認しないで予定選手に名前を載せているなら、結局運営の不手際ということになるが。
あと、失踪したフィリオはその後見つかったのだろうか……。