こちらで前座の２試合を無料中継しています。
http://www.ufcjapan.jp/movies/index.php
実況陣はUFC中継と同じマイク・ゴールドバーグ＆ジョー・ローガン。PPVの制作はUFCのスタッフが担当しているとのこと。
中継される２試合はアレックス・カラレキシスvsアンソニー・ペティスとレオナルド・ガルシアvsジョン・チャンソン。
アレックス・カラレキシスvsアンソニー・ペティス
派手な蹴りを放っていくペティスに対し、カラレキシスは接近してのパンチとテイクダウンで攻める。2R、ダブルレッグからリフトしてテイクダウンしたカラレキシスだが、ペティスは下から三角。がっちり捕らえるとさらに顔面に鉄槌連打。タップアウト。
チャド・メンデスvsアンソニー・モリソン
フェザー級。前の試合が早く終わったため、終わった試合を録画中継。
タックルでテイクダウンしたメンデスが起きあがってきた所にギロチン。タップアウト。
レオナルド・ガルシアvsジョン・チャンソン
小見川（覚醒前）をKO判定で下し、戦極フェザー級GPでは優勝した金原と互角以上に渡り合ったコリアンゾンビ・ジョン・チャンソンがWECデビュー。IT'S SHOWTIMEでは70kg契約でムエタイの強豪・パジョンスックをバックブローで失神させている（ただしバックブローが反則だったため失格負け）。煽りVではチャンソンはシャドーのみで試合の様子は流れず。
線が細いチャンソン。プレッシャーをかけて前に出ていく。飛び膝がヒット。両者フルスイングの凄まじい打撃戦。場内熱狂。ガルシアが組み付いて脇を差しテイクダウンを狙う。チャンソンは肘で引きはがす。左ミドルがヒット。首相撲からの膝。下がるガルシア。左フックがヒットしガルシアダウン。パウンド連打でとどめを差しに行くチャンソンだが、ヒット率が悪い。ガルシアが下から十字。抜けた。上からパウンド連打するが、ガルシアが両足でチャンソンを跳ね上げて立ち上がる。またしても両者フルスイングの打撃戦。ガルシアのパンチもヒットしているが、効いた様子を見せないチャンソン。嫌がって下がるガルシア。ホーン。場内スタンディングオベーション。
気合いを入れるガルシア。ガルシアのパンチがヒットしてぐらついたチャンソン。ちょっともらいすぎか。チャンソンもパンチを返す。両者バックブローを放つが空振り。ガルシアがタックルに来ると、金網にもたれて堪えるチャンソン。両者ダメージが蓄積して動きが鈍っている。チャンソンはガルシアのパンチをかわしてバックに回ると、背中に飛びついてチョーク狙い。そのままバックマウントへ。反転したガルシアが上を取ろうとすると離してスタンドへ。動きは落ちたが攻めるのを止めない両者。前に出ていくチャンソン。首相撲からの膝からパンチのラッシュ。ガルシアも膝を入れ返す。ホーン。モニタ観戦していたフェイバーも拍手を送る。1Rは完全にチャンソンだったが、2Rは微妙。両者パンチが入っていた。
3R。ガルシアは足を使って逃げる。すぐ距離を取られるチャンソンはちょっといらつき気味。ガルシアがヒット＆アウェイで打撃を入れていく。バックブローからパンチのラッシュをヒットさせるチャンソン。なんとかしのいだガルシア。金網際で激しいパンチの撃ち合い。距離を取るガルシアをチャンソンが追いかける展開で試合終了。
微妙。3Rはガルシアは足を使って逃げ回っていたが、ヒット数では上だった。チャンソンの勝ちになって欲しいが……。
判定。スプリット。29-28ガルシア、29-28チャンソン、29-28ガルシア……。ブーイングが飛んでる。チャンソン、内容では完全に勝っていた。3R、あれだけ下がって逃げているガルシアにポイントが行ってしまうのはどうかと思う。Sherdogのジャッジでは３者とも30-27でチャンソン。確かに打撃のヒット数ではガルシアだったが。チャンソンは捕まえきれなかった。
それでも非常にいい試合だったし、PPV前の無料お試しファイトとしては最高の内容だった。負けたけどチャンソンの評価は上がったのでは。タイトルまでたどり着くにはもうちょっとディフェンスを向上させる必要がありそうだが。
