格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★Strikeforce予想と展望

昨年11月以来のヒョードルの試合で、M-1&SF共催興行。前回は共催と言いつつヒョードルが出る以外M-1グローバルらしさは全くなかったのがM-1首脳陣には不満で、その点の契約見直しもあって、ヒョードルの試合が遅れたのだとか。その割には、今回もヒョードル以外にM-1らしさが感じられない。まあM-1グローバルのお抱え選手でヒョードル以外に有名な選手がいるのかどうか知らないが。前座に初参戦選手の名前が並んでいるが、あの中にM-1グローバルの選手がいるんだろうか。
メインカードは今回弱め。肝心のヒョードルの相手もあまり望まれていないヴェウドゥム。ヘビー級トップ10の実力は認められているが、ヒョードルに勝つという期待感は全く無い。戦い方が過去にほとんど危ないシーンがなく下しているノゲイラと一緒というのがイメージが良くない理由か。最近は打撃も良くなってきているが、ヒョードルと打ち合えるとは思えないので、やはり勝負はグラウンドだろう。しかし、ノゲイラが引きこんでも全く極められそうな場面を作れなかったので、ヴェウドゥムも下から一本取れるとは思えない。
唯一期待できるとすれば、ヴェウドゥム自身勝負どころがテイクダウンできるかどうかだと分かっているということ。4月のメレンデスvs青木と同じで、テイクダウンを取れなければ勝てないと以前語っていた。テイクダウンが取れて上になれるなら、ヴェウドゥムの勝機も出てくる。ただ、分かっていることと実行出来るかは別だし、ヒョードルから見ればテイクダウンさえ防げたら安パイの相手だけに、対策は立てやすいだろう。お互いテイクダウン対策をしているとしたら、ヴェウドゥムのスタンドレスリングが急激に進化していない限り、ヒョードルの上を取るのは難しいのでは。
一方、ヴェウドゥムがテイクダウンを諦めて引きこむようになると、ヒョードルはまず負けないだろうけど、KOするのは難しそう。圧倒しつつも凌がれて判定に持ち込まれるのでは。KOするとしたらスタンドでパンチが入った場合になると思う。
他のメインカードは、女子MMAパウンド・フォー・パウンドのクリスチャン・サイボーグがジェン・フィンニーとミドル級王座防衛戦を行うが、フィンニーがSF初参戦で王座陥落の危機感は無し。
カン・リーは昨年12月に1年半ぶりの復帰戦で総合初黒星を喫したスコット・スミスへのリベンジマッチに挑む。前回は派手な足技で圧倒しながらも、スタミナ切れを起こして終盤に大逆転KO負け。映画出演などによるブランクの影響もあったかもしれないが、それ以上に38歳という年齢がきついか。スミスも今回は打ち合いを避けてスタミナを削りに来るだろうし、厳しい戦いになりそう。
メレンデスにタイトルを奪われて以来の再起戦となるジョシュ・トムソンは、パット・“バムバム”・ヘイリーと対戦。ヘリーは5/21にSFチャレンジャーズで判定勝ちして本戦出場を勝ち取ったが、戦績も普通でアップセットの期待はない。
今回、Cavea.jpで初のネットPPVを実施。画質はHDとのことだが、初めてなので激しい動きで処理落ちしたりしないかがちょっと不安。英語版の購入ページもあるが、現在のところ視聴は日本からしかできないとのこと。日本から見る人はいないと思うが、今回はshowtimeでもPPV中継あり。
明日午前11時より速報します。