負ける時はこんなに呆気ないものなのか。ヒョードルの魅力の一つが（実質）無敗で底が見えないことだった。アルロフ戦やロジャース戦で苦戦しても、「いやあれは全く苦戦じゃない」という意見も多かった。それがついに崩壊。グラウンドに付き合わない作戦で再戦すれば今度は勝つかもしれないが、仮に再戦して勝っても、もう幻想は戻ってこない。せめてアリスター戦までは最強幻想を引っ張って欲しかったが。
勝ったヴェウドゥムは、これで各種ランキングサイトでトップになるだろうけど、全く最強という感じはしない。ただ、アリスター相手には勝機もありそうなので、勝てば非UFC系最強の座は確保できるか。共催を要求するクレイジーロシアンは口説き落とせなかったUFCだが、ヴェウドゥムなら引き抜けるかもしれない。でも、UFCに出戻るヴェウドゥムよりは、まだヒョードルがUFCに上がる方が見たい。
ヒョードル＆M-1グローバルの今後が気になる。
