格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★DEEP52感想

SAMURAIでニアライブ視聴。

小路vs三崎発表

去年のDEEP50の時、フライングで発表されたカードで三崎vs小路があった(http://d.hatena.ne.jp/lutalivre/20100828#1282961282)。その頃からプランニングされていたカードか。小路は総合格闘技復帰という話だったが、引退のための復帰なのか。
個人的に「この試合で辞めます」という選手は応援しづらい。勝っても引退するなら、相手は負けた場合リベンジの機会もない。「負けたら引退します」というならいいのだが。まあ現在の実力の差を考えたら、三崎の負けはまずないだろうけど。

チャリティーエキシビジョン:砂辺&石井vs山宮&勝村

リングアナがこの試合のみセイン・カミュ。何故やっているのか理由を説明して欲しかった。上手くもないし。名前を確認しながらコールするなよ。楽しそうにわりとグダグダのプロレスごっこを展開。

石岡沙織vsハム・ソヒ

ハム・ソヒはセコンド代がもったいないということで一人で来ているとか。すごい。
打撃で圧倒される石岡だが、それでも打ち合う。相当レベルに差がありそうだが、一発入ればチャンスがあると思ったのだろうか。2Rになってテイクダウンを狙うが、倒せずにグラウンドでも劣勢。下になったまま完敗。
解説の青木が顔面を殴られる女子に引いてる。「女の子が顔を殴るところは見たくない」ってことで、ちょっとパンチが入ると「止めたほうがいい」「タオル入れないと!」とコメント。正直な気持ちなんだろうけど、解説という立場で言うのはどうか。それなら別の解説(クマクマンボ・松本・大塚)がしゃべればいいのに、解説の人数が無駄に多い割に話すのは青木だけ。

加藤友弥vs昇侍

壮絶な殴り合い。昇侍も結構パンチをもらっていたが、殴り返してダウンを奪う。加藤もリカバーしたが、流血がひどくドクターストップ。
盛り上がったが、両者ガードが甘い。良くも悪くもJMMAな試合。

今成正和vs中村“アイアン”浩士

いつもの今成に対し、アイアンは良く作戦を立てて来ている。今成の攻めに付き合わないのは今まで戦ってきた他の選手と同じだが、噛み合わない展開でも自分が優勢に見えるようにしている。今成の引き込みには一切付き合わず、タックルに入らせない距離でローキック。飛び込んでの足関狙いは潰してサイドを取る。スクートになると足にローキック。KO狙いではなく確実にポイントを取る戦い方。
1,2R劣勢を強いられた今成は、逆転を狙い3R序盤に引き込みから腕十字に入りチャンスを作るが、それを凌がれるとスタミナも切れ、足も効かなくなりパスガードを許す。パウンドも入り、腕十字のキャッチが帳消しに。判定3-0でアイアン勝利。
フィジカルで勝った三島を除くと、今成がDEEPで完全に攻略されたのは初めてでは。ノンタイトル戦だったので、タイトルマッチでの再戦になりそうだが、今成が今のスタイルを変えない限りは同じ結果になりそう。

桜井隆多vs中西良行

中西、ウェイト950gオーバー。初のミドル級戦のはずだったが……。取りあえず、計量をクリアできなかった選手は坊主にしたらどうか。それだけで2,300gは落とせるし、反省しているようにも見えるので。
中西のタックルに対し、腕をロープに引っ掛けて凌ぐ(青木曰く「高等技術」)桜井。パンチを効かした中西だが、減量苦のせいもあってか早々にスタミナ切れ。動きが落ちる。桜井もダメージがあるのか動きが悪い。
2R。中西がベストのタイミングでタックルに入るが、桜井がロープの間からリング外に落ちてしまいブレイク。これも高等技術かもしれないと青木。桜井のパンチが入り中西鼻血。しかしテイクダウンに成功するとパウンド。足関を狙うが裏目に出て立たれてしまう。逆に桜井が上になりパウンドで印象を稼ぐ。
3R、中西は完全にガスアウト。桜井がテイクダウンするとパウンド。為す術無し。マウント。マウントを返したが腕十字。中西タップ。
事実上、減量失敗した中西の自滅。まずはちゃんと減量できて動けるようにならないと。

桜木裕司vs田澤和久

メガトン級というには小さい桜木。テイクダウンをされると、亀になって何もせず殴られるのみ。亀のままなら殴られるだけなのに動こうともしないため、解説陣にボロクソ言われる。止められそうになりながらも残り1分。股下を抜けてついに脱出。すると田澤は攻め疲れしていてガス欠。桜木がパンチ・ソバット。タックルを切っての踏みつけ。
2Rになっても田澤のタックルを切って打撃を入れていく桜木。苦しい田澤だが、捨身投げでテイクダウンを奪うとチョークでタップアウト。
技術的にはかなりお粗末な試合だったが、そういうものをメガトンに求めてもしょうがない。まさにメガトンという試合。